ゲームプログラマーになるには?必要な資格や仕事内容について解説

<目次>
- 1.ゲームプログラマーになるには?
- 1-1.大学や短大に進学する
- 1-2.専門学校に進学する
- 1-3.独学で学ぶ
- 2.ゲームプログラマーに資格は必要?
- 3.ゲームプログラマーが持っておくと役立つ資格
- 4.ゲームプログラマーの仕事内容
- 4-1.打ち合わせ
- 4-2.開発環境の準備
- 4-3.プログラミング
- 4-4.デバッグ
- 4-5.不具合のメンテナンスや機能追加
- 4-6.アップデート対応
- 5.ゲームプログラマーに必要なスキルとは
- 5-1.プログラミングの基礎知識
- 5-2.論理的思考
- 5-3.コミュニケーション能力
- 6.ゲームプログラマーに向いている人
- 6-1.ゲームが好きで好奇心旺盛
- 6-2.遊び心がある
- 6-3.精神的にも体力的にもタフ
- 7.ゲームプログラマーの将来性
- 8.まとめ
ゲームプログラマーは、ゲームの世界を「動く形」にする重要な職種です。キャラクターの動き、敵の挙動、アイテムの処理、オンライン通信等、プレイヤーが体験するあらゆる要素はゲームプログラマーによってつくられます。
この記事では、ゲームプログラマーになるにはどのような進路があるのか、資格は必要なのか、具体的な仕事内容や求められるスキル、将来性までを網羅的に解説します。未経験からめざす方にも分かりやすくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
ゲームプログラマーになるには?

ゲームプログラマーをめざすうえでは、学歴や年齢よりも「何がつくれるか」「どんな技術を持っているか」が重視される傾向があります。
ゲームプログラマーになるための道は、主に次の3つの進路に分かれます。
大学や短大に進学する
情報系の大学や短大に入ってゲームプログラマーをめざす場合、情報工学やコンピュータサイエンスを中心に、プログラミングやアルゴリズム、数学的思考を体系的に学びます。
C言語やC++、データ構造、OSの仕組み等、ゲーム開発の土台となる知識を身につけやすい点がメリットです。また、大学ではゲームプログラマー以外のことも学ぶため、将来の選択肢を幅広く考えられるのも特徴です。
一方で、専門学校に比べてゲーム制作に特化した内容は少ないため、在学中に自主的にゲームを制作し、ポートフォリオを用意する姿勢が重要になります。
専門学校に進学する
ゲーム系専門学校への進学は、ゲームプログラマーをめざす人の中でも多く選ばれている一般的な進路の1つです。実際の開発現場を意識したカリキュラムが組まれており、即戦力をめざしやすい環境が整っています。
ゲームエンジンを使った制作やチーム開発の経験を積める点が強みで、最短2年程で実務に必要な知識やスキルを集中的に身につけられる点も大きなメリットです。
現役で活躍する講師も多く、業界とのつながりを得やすいのも特徴ですが、より成長するためには基礎理論を自分で補う意識も求められます。
専門学校については、下記の記事でも解説していますのでご覧ください。
>ゲーム専門学校に行くべき?ゲームプログラマーになる方法をご紹介
独学で学ぶ
そして、学校でプログラミングを学ぶ人もいれば、独学でプログラミングを覚えてプログラマーになる人もいます。
独学でインターネットのサイトや本、動画教材等を使ってプログラミングを学び、ゲームを作成することもできます。
ゲーム制作会社の採用試験の中にも、自分で制作したゲームをポートフォリオとして求められる場合があり、就職試験を受ける希望者はオリジナルゲームの制作をする必要があります。
独学で制作したゲームが認められ、ゲームプログラマーとして就職している人もいますが、その道は決して簡単なものではないものだと思っておきましょう。
未経験からゲームプログラマーをめざしたい方はこちらのコラムもご覧ください。
>未経験でもゲームプログラマーになれるのか?方法について
ゲームプログラマーに資格は必要?

結論から言うと、ゲームプログラマーになるために必須の資格はありません。多くの企業では、資格よりも実務に直結するスキルや制作実績が評価されます。
ただし、基礎知識の証明や学習の指針として資格を活用するのは効果的です。特に未経験者の場合、一定の知識を持っていることを示す材料として役立つことがあります。
ゲームプログラマーが持っておくと役立つ資格
ここでは、ゲームプログラマーがスキルの証明手段として役立てることができる資格をいくつか紹介します。
| CGエンジニア検定 | 3DCGや映像表現を支える数学・物理・プログラミングの基礎知識を問う資格です。ゲームにおける描画処理や座標変換の理解にも役立ちます。 |
| C言語プログラミング能力認定試験 | C言語の文法理解からアルゴリズム、実装力までを段階的に評価する資格です。ゲーム開発で多用されるC/C++の基礎固めに向いています。 |
| Java™プログラミング能力認定試験 | Javaの基礎文法やオブジェクト指向の理解度を測る資格です。ゲーム以外のアプリ開発分野にも応用しやすい点が特徴です。 |
| Unity認定技術者 | Unityエンジンを用いたゲーム開発スキルを公式に証明できる資格です。実務に近い知識が問われ、即戦力アピールにつながります。 |
| TOEIC | 英語での読解・リスニング能力を測る試験です。海外製エンジンのドキュメント理解やグローバル開発環境で役立ちます。 |
資格については下記の記事でも詳しく紹介しています。
>ゲームプログラマーの資格を取得するには
ゲームプログラマーの仕事内容
ゲームプログラマーの仕事は、単にコードを書くことだけではありません。開発工程ごとに詳しく見ていきましょう。
打ち合わせ
企画担当やデザイナー、ディレクターと話し合いながら、ゲーム全体の内容や演出、実装方法について確認していきます。企画書や仕様書を見ながら、「この表現は実現できそうか」「負荷は大きくなりすぎないか」といった点を相談するのも大切な役割です。
最初の段階でしっかり意見を共有しておくことで、後から大きな修正が発生しにくくなります。
開発環境の準備
ゲームエンジンやライブラリ、使用するプログラミング言語のバージョン等を決め、作業しやすい環境を整えます。ツールを使ってプログラムを管理し、変更履歴を残したり、万が一に備えてバックアップを取ったりすることも重要な作業です。
こうした管理を徹底することで、複数人での開発でもトラブルを防ぎやすくなります。
プログラミング
キャラクターの動きや画面表示、敵の行動、物理演算、サウンドの制御等、ゲームを形にするための処理を実装します。見た目だけでなく、動作が重くならないかにも気を配りながらコードを書いていきます。
また、後から見返した時や他のメンバーが読んだ時にも分かりやすいよう、書き方を工夫することも大切です。
デバッグ
ゲームを実際に動かしながら、不具合や不自然な動きをチェックします。「どんな操作をするとバグが起きるのか」を整理し、原因を一つずつ確認して修正していく作業です。地道ではありますが、ゲームを仕上げるための欠かせない工程です。
不具合のメンテナンスや機能追加
リリース後も、ユーザーの声やプレイ状況を参考にしながら、不具合の修正や調整を行います。場合によっては、使いやすさを高めるための小さな機能追加を担当することもあります。コツコツと改善を重ねることが、長く愛され遊ばれるゲームにつながります。
アップデート対応
新しいキャラクターやイベント、ステージの追加等、定期的なアップデートにも対応します。これまでの仕組みと矛盾が出ないよう注意しながら作業を進める必要があり、全体を俯瞰して見る視点が求められます。
運営段階では、計画的に進める姿勢が特に大切になります。
ゲームプログラマーに必要なスキルとは

ゲームプログラマーとして活躍するには、技術力だけでなく思考力や対人スキルも欠かせません。以下、解説していきます。
プログラミングの基礎知識
C++やC#を始め、C言語やPython等のプログラミング言語に関する基礎知識が求められます。加えて、アルゴリズムやデータ構造、オブジェクト指向の考え方を理解しておくことで、無駄が少なく、後から修正や追加もしやすいプログラムを書けるようになります。
また、就職や転職の際には、実際に制作したゲームやプログラムをまとめたポートフォリオの提出を求められることが多く、学んだ知識を形にして示す姿勢も重要です。
論理的思考
プログラミングには論理的思考力が求められます。
プログラミングは数学や物理等の理数系の問題のように、書き方に一貫した法則があります。上手くいく理由、上手くいかない理由がはっきりしているので、論理的に物事を考えられることが求められます。
コミュニケーション能力
ゲームプログラマーは、想像している以上にコミュニケーション能力が必要となる仕事でもあります。
一人でプログラミングを組む場合でも、クライアントや上司の意図を汲み取る必要があります。また、チームでプログラムを組む場合等は、メンバーと相談してプログラミングの整合性を取らなければならないので、コミュニケーション能力が非常に重要です。
ゲームプログラマーに求められる能力をもっと知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。
>>ゲームプログラマーに必要な能力をもっと詳しく
ゲームプログラマーに向いている人
ゲーム制作の要となるゲームプログラマーは、ゲームが好きな人にとって、とても魅力的な職業です。そんなゲームプログラマーはどんな人に向いているのか見ていきましょう。
ゲームが好きで好奇心旺盛
ゲームプログラマーはゲームが好きでなければ続けられない仕事です。さまざまなゲームに関する知識を集めるためには、たくさんのゲームをプレイしてみることが一番の近道です。
ゲームは常にトレンドが変化するため、好奇心を持ってアンテナを張りめぐらし、情報を集めておく必要があります。
遊び心がある
ゲームはユーザーに楽しく遊んでもらうことが目的です。ユーザーの心をつかむためにも、制作側は遊び心を大切にする必要があります。
おもしろいゲームは、世界観やキャラ設定、会話の中のちょっとした掛け合い等至る所に遊び心が散りばめられています。遊び心は、ユーザーの楽しいという気持ちを増幅させて、ゲームをより魅力的なものにすることができます。
精神的にも体力的にもタフ
ゲーム制作には納期がつきものです。特にオンラインゲームのイベントは季節ごとに開催されるため、スケジュールを変更することができません。
例えば、クリスマス限定で行うイベントは、クリスマスが終わった後に行うことはできません。それにクリスマス後は年末年始になるので、また別のイベントが始まります。
このように、イベントが重なる時期は確実に忙しくなるので、その時期を乗り越えられる強い精神力と体力が必要となる仕事です。
自分がゲームプログラマーに向いているのか知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。
>>ゲームプログラマーの適性とは?どんな人が向いているのか
ゲームプログラマーの将来性
ゲーム市場は近年も成長を続けており、スマートフォンゲームやオンラインゲームに加えて、VR・AR、eスポーツ、メタバース関連等、分野がさらに広がっています。それに伴い、ゲームプログラマーには単なる実装力だけでなく、運営を見据えた開発やアップデート対応、他職種と連携できる柔軟さも求められるようになっています。
プログラマーの需要は引き続き安定して見込まれており、特に複数の言語やエンジンに対応できる人材は重宝される傾向です。
また、ゲーム開発で身につけたプログラミング力や設計力は、システム開発やアプリ開発、XR分野にも活かしやすく、将来のキャリアの選択肢を広げやすい点も大きな魅力と言えるでしょう。
まとめ

ゲームプログラマーになるには、大学・専門学校・独学等、複数の道がありますが、重要なのは実践的なスキルと制作実績です。資格は必須ではありませんが、基礎力の証明として役立ちます。仕事内容は多岐にわたり、技術力だけでなく論理的思考やコミュニケーション能力やタフさも求められます。ゲームが好きで、ものづくりを楽しめる人にとって、将来性の高い魅力的な職業と言えるでしょう。
専門学校デジタルアーツ東京のゲーム学科では、プログラミングやゲームエンジンを基礎から学べる複数のコースが用意されており、未経験からでも段階的にスキルを高められる環境が整っています。実績のある講師から直接学べることで、現場でリアルに求められるスキルを身につけることができます。
専門学校への入学を検討している方は、ぜひまずは体験入学へお申し込みください。
>>ゲームの専門学校でめざせる職業は?大学との違いや進路の選び方も解説
>>専門学校デジタルアーツ東京 体験入学
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