【初心者必見!】デジタルイラストとは|描き方や必要な道具を解説
「デジタルイラスト」をご存知ですか?
デジタルイラストは、紙や画材を使用して描くアナログのイラストと異なり、パソコンやタブレット、グラフィックソフトを使用して絵を描きます。
デジタル業界の技術の進歩に伴い、デジタルイラストはさまざまな方面で普及しています。
そこで今回は、デジタルイラストについての詳しい解説と描き方や必要になる道具をご紹介します。
デジタルイラストに興味がある方、挑戦してみたい方必見です。
ぜひ最後までご覧ください。
デジタルイラストとは
デジタルイラストとは主にパソコンやタブレットを使用して描かれる絵のこと。
機器の中に画像編集ソフトやペイントソフトをダウンロードし、絵を描いていきます。
画像編集ソフトやペイントソフトには種類が多数存在し、無料で利用できるものから有料のものまで幅広く用意されています。
例えばデジタルペイントソフトには、「CLIP STUDIO PAINT」等があります。
デジタルイラストの主流は、タブレットと専用のデジタルペンを用いた方法です。
中にはマウスを使用して描く人や、自分の指で直に画面に触れて描く人もいる等、絵の描き方はさまざまです。
デジタルイラストを描くために必要な道具
それではデジタルイラストを描く時に必要になる道具について詳しくみていきましょう。
パソコン
初めて挑戦する方は、家にあるパソコンを使用して始めてみるのがお勧めです。
推奨されているのはスペックが優れているデスクトップパソコンですが、ノートパソコンでもデジタルイラストを描くことができます。
しかし、デジタルイラストを描くのに欲しいパソコンのスペックとしては、メモリが8GB以上、ストレージがSSD200GB以上です。
メモリが8GB以上ない場合、ダウンロードしたイラストソフト等の動きが遅くなることが懸念されます。
また、パソコン自体がフリーズして動かなくなる等のトラブルも発生しやすくなるでしょう。
ストレージは大きくなればなる程パソコン内に多くのデータを保存できますが、容量が足りなくなったらHDDの外付けも可能なため、あまり心配はいりません。
外付けできるストレージと違い、メモリは外付けできないので、パソコンを購入する時は、メモリ優先で選ぶのがお勧めです。
タブレット
タブレットはパソコンに比べ気軽に使用でき、場所を選ばず使用することができます。
また絵を描くアプリをダウンロードするだけで、簡単に必要最低限の環境を整えることが可能です。
ただし、本体やタッチペンが安価なものの場合、上手に絵を描くのが難しかったり、そもそも絵が描けなかったりと問題が発生することがあります。
購入する際は、安価すぎるものを選ばないように気をつけると良いでしょう。
ペンタブ
パソコンに接続して使用するペンタブは「板タブ」「液タブ」の2種類があります。
板タブは、タブレット上で動かしたペンの動きがパソコンと連動して、画面上に絵を描くことができる仕組み。
液タブは、タブレット液晶に直接絵を描くことができます。
ペンタブを購入する時のスペック目安は、筆圧レベルが2,048以上、応答速度が25ms以下です。
筆圧レベルが高くなれば感知は良くなり、応答速度の数値が低くなればペンの動きと画面上に反映される時差は少なくなります。
また、傾き検知機能があると、より手描きに近い濃淡や太さのラインが描けます。
スキャナ
スキャナは必ず手元に用意しなければいけない訳ではありません。
しかし、下絵をアナログで描く場合にスキャナがあれば便利になるため、状況に応じて買い足すことがお勧め。
例えば、描いた下絵をスキャナで取り込み、データ化すると、イラストソフトを用いて下絵で描いた絵のペン入れをデジタルで描くことが可能になります。
他にもアナログのイラストの色彩等をスキャナで取り込むことで、素材として使用することもできます。
プリンタ
プリンタもデジタルイラストを描くうえで必ず要るものではありませんが、完成したイラストを紙媒体として印刷したい時には必要になる道具です。
デジタルイラストを描くために必要なソフト
準備が整ったらデジタルイラストを描くために必要なソフトをダウンロードしていきます。
必要になるソフトは三種類あります。
ペイントソフト
一般的に「お絵かきソフト」等と呼ばれる「ペイントソフト」。
ペイントソフトの特徴は、タブレットやマウスを使用して絵を描けることや、読み込んだ絵に文字を入力したり色を付けたりする編集機能があることです。
Windowsのパソコンには標準設定で「ペイント」機能が搭載されています。
フォトレタッチソフト
デジタルカメラやスキャナから読み込んだ画像等を加工するソフトが「フォトレタッチソフト」です。
加工がメインとなりますが、絵を描く機能もあるため、ペイントソフトとしての利用も可能。
画像の大きさや絵のタッチを変更できるだけではなく、暗い画像の色彩を明るくする等の機能が備わっています。
ドローソフト
円や線等の図形を組み合わせて構成する画像の作成・編集を行うことができるのが「ドローソフト」。
主なソフトは「FreeHand」「Illustrator」等です。
ロゴやアイコンのデザイン作成に向いており、線をデータとして扱っていることから、拡大後も画像が粗くなりにくいのが特徴です。
デジタルイラストのメリット
デジタルイラストのメリットは大きく分けて3つあります。
1つ目は、コストが抑えられることです。
消耗品が少ないとされるデジタルイラストは、イラストソフトがあればペンや絵の具の買い足しは不要です。
それに加え、材料を揃える準備や片付けの手間が省けて時間を効率的に使えます。
2つ目は、アレンジ・修正のしやすさです。
イラストのアレンジをするのにブラシ機能を使用すれば、描くペンの種類をこまかく分けることができます。
例えば鉛筆や油絵、水彩等です。
実際にペンの種類を変えようとすると大変ですが、デジタル上では簡単にアレンジすることができるでしょう。
また、描いた絵を修正する場合、アナログイラストは消しゴムを使うことでゴミが出たり、最悪紙が破れてしまったり等も考えられます。
しかし、デジタルイラストなら一つ前に戻るボタンを押せば簡単に前に戻ることができます。
そのため、修正しようとして消しすぎた、等の失敗も少なくなるでしょう。
3つ目はインターネット公開のしやすさです。
アナログイラストに比べデジタルイラストは、インターネット上で公開しやすいメリットがあります。
pixivや Twitter 等に公開すると自分のファンを獲得できたり、仕事の依頼につながったりすることも。
手間をかけずに簡単にインターネットに公開できるのは、デジタルイラストのメリットと言えるでしょう。
デジタルイラストのデメリット
反対にデジタルイラストにもデメリットが三つあります。
1つ目は、目の疲労がたまりやすいことです。
デジタルイラストを描くうえで一番のデメリットは目の疲労です。
長時間画面を見ながらの作業に加え、絵を描くことに集中するとさらに疲労が蓄積します。
対策としては、休憩をとり、ブルーライトカットのメガネを使用する等が良いでしょう。
2つ目は、ソフトに頼りすぎて技術が上達しないことです。
最近はソフトの機能が優秀なこともあり、ソフト機能に頼りすぎてしまいスキルが身につかないことも考えられます。
スキルが身につかないと修正の量が増えるだけでなく、一部の修正が全体の修正に広がるなんてことも。
そのため、技術を上達させるためにもソフトに頼りすぎず作業することが大切です。
3つ目は、絵全体を見る機会が減ることです。
デジタルイラストは拡大や縮小を繰り返しながら描き進めていきます。
一部に集中して描き進め、完成後に縮小し全体を見てみると「自分が想像していた絵と異なる…」なんてことも。
そのため、こまめに全体図の確認をしたり、別モニターに大きく映し出したりする等の対策が必要になってきます。
デジタルイラストを上手く描くには
デジタルイラストを上手に描くためにはどのような方法があるのか詳しくみていきます。
書籍で学ぶ
自分のペースで知りたいことだけを集中して学ぶことができる書籍は、時間をかけてデジタルイラストについて知りたい方にお勧めです。
現在発売されている書籍は、ターゲット別に詳しく記載されているものから、デジタルイラストに関するすべてのことを記載してあるものまでさまざまです。
今の自分が何を学びたいのかを明確にすると、書籍選びに時間をかけずスムーズに進められるでしょう。
動画で学ぶ
自分が今、身につけたいスキルを明確にしている方にピッタリなのが動画で学ぶ方法です。
多くの動画が配信されているため、好きな内容を選択して技術を学ぶことができます。
早くてついていけなかった場合や、見ながら実践したい場合にはスローで流してみたり繰り返し映像を流してみたりするのがお勧めです。
スクールに通う
デジタルイラストについて指導を受けたい、詳しく学びたいという方はスクールに通うのが良いでしょう。
実際にプロへの道をサポートしてくれる専門学校は、将来デジタルイラストを使用した職業に就きたいと考える方にピッタリです。
専門学校デジタルアーツ東京には「イラスト学科」があり、イラスト業界で活躍するための知識を一から学ぶことができます。
「イラストの仕事について何も知らないから不安だ…」という方は「 初心者がイラストの仕事をする時に知っておきたいこと」をチェックしてみてください。
まとめ
デジタルイラストは低コストで始められることから、気軽に始められるのが魅力の一つ。
デジタルイラストについて独学で学ぶこともできますが、より詳しくより専門的に学ぶのは難しいでしょう。
専門学校デジタルアーツ東京では、現場で通用する知識やスキルはもちろん、コミュニケーション力を身につけられるカリキュラムも実施しています。
「専門学校デジタルアーツ東京について知りたい」「イラスト業界に興味がある!」という方は、ぜひ、お気軽に資料請求や体験入学へお越しください。