CGアニメーターになるには?必要な資格・スキルを解説
アニメ制作に関わる仕事の1つが「CGアニメーター」です。デジタル技術が発展した近年は、アニメにおいても特にCGが注目されています。CGアニメーターの仕事に憧れる方も多いのではないでしょうか?
この記事ではCGアニメーターになるためのルートや、必要な資格・スキルを解説します。CGアニメーターに興味がある方、CGアニメーターをめざしている方はぜひご覧ください。
CGアニメーターとは?
CGアニメーターとはアニメ制作に携わる職種の1つであり、現実では表現できない世界観をCGでつくり上げる仕事です。2Dや3Dで制作されたグラフィックに、例えばキャラクターの動きや魔法のエフェクト等をつけてリアルさを追求します。アニメのクオリティを左右する、とても重要な役割を担う職種です。
CGアニメーターの仕事内容
CGアニメーターの仕事を細分化すると、以下のようなものがあります。
モデリング
キャラクターや背景、道具等を立体的に表現する作業です。モデリングはデザイナーが作成したデザインを基に行いますが、その際には実在するものをよく観察することが大切になります。CGアニメの基礎になる、とても重要な仕事です。
テクスチャリング
モデリングでつくった物体に色や質感を追加する仕事で、ポリゴンの面に画像を貼りつける作業を行います。このテクスチャリングの出来がリアリティに大きく関わります。
リギング
CGでキャラクターをつくる際に必要な仕事で、動物やキャラクターを動かすための骨のようなデータ(ボーン)をモデルに挿入し、関節の動く範囲を指定します。これにより動物やキャラクターに自然かつ滑らかな動きをつけることができます。
エフェクト
魔法の光や炎、火花、爆発やそれによって壊れたものの破片等を映像に加える仕事です。これらのエフェクトはシーンに臨場感を与え、作品を盛り上げる役割を持ちます。
ライティング
光の当たる場所や強さ、当て方を調整する仕事です。例えば季節や時間、場所等、シーンごとにマッチする光を当てることでリアルな世界観を演出でき、ユーザーに没入感を与えられます。
レンダリング
3D空間に作成したCG作品を、2Dの映像に変換する仕事です。レンダリングは、最終的な作品の完成度に直結するとても重要度の高い作業。レンダリングのクオリティが優れているとリアルな質感や光の反射、影の表現等の再現度が高く、美しい映像ができあがります。
CGアニメーターになるには?
CGアニメーターになるルートは3つあります。
専門学校でCG制作の基礎を学ぶ
一般的なのは専門学校に通い、CG制作について学んだ後に就職をめざすルートです。CGアニメーターは高度な技術が必要な仕事で、かつグラフィックツールを使いこなすスキルや物体の構造・体の動きに対する深い理解等が求められます。このためまずは専門学校で必要なスキルを身につけることが推奨されます。
未経験で制作会社に就職する
未経験で制作会社に就職し、働きながらCGアニメーターとしてのスキルを身につけるルートです。仕事と両立でき、かつ金銭面の負担もありませんが、近年は未経験のCGアニメーターを採用する制作会社が少ないと言われており、狭き門となります
フリーランスとして活動する
技術に自信がある場合は、フリーランスのCGアニメーターとして活動をスタートすることができます。独学でCGアニメーターをめざしやすい方法ですが、フリーランスは自分自身で仕事を獲得しなければなりません。そして、過去に経験がないと仕事を受注しづらいという懸念点があります。
CGアニメーターに必要な資格・スキル
CGアニメーターとして働くのに資格は必須ではありません。しかし必要とされるスキルはあります。
以下はCGアニメーターに必要とされるスキルです。CGアニメーターをめざすのならば磨いておきましょう。
デッサン力
CGでリアルな世界観を表現するために欠かせないスキルがデッサン力です。実在するものをよく観察し、その仕組みや構造を理解してCGで表現する力が求められます。クオリティの高いアニメ作品をつくるために、デッサン力は積極的に磨いておきましょう。
観察力
デッサン力を高める際にも必要になるのが観察力です。現実世界に存在するものの仕組み・構造を理解するためには、それらをしっかりと観察しなければなりません。観察力を磨くことで人やものの動き・構造等を正しく把握し、CGで表現できるようになるでしょう。
発想力
CGアニメーターは、現実に存在しない世界を表現することがあります。魔法や架空の都市等がその一例です。こうした実在しない世界を表現する際に発想力が必要になります。実在しないものでもリアルに表現するために、さまざまな作品に触れて発想力を磨きましょう。
コミュニケーション能力
CGアニメはプロデューサー、ディレクター、デザイナー等、さまざまな人と連携してチームで制作します。チームメンバーと共に優れた作品を、スムーズにつくるためには密なコミュニケーションが必要です。コミュニケーション能力も求められます。
根気・忍耐力・体力
CGアニメーターの仕事にはこまかな作業が多いです。加えてそれを決められた期限内に仕上げなければなりません。スケジュール通りに仕事を完遂するために、根気・忍耐力・体力が必要です。
CGアニメーターをめざすなら専門学校に通うのがお勧め
前述の通りCGアニメーターをめざすルートは複数ありますが、お勧めは専門学校に通うルートです。CGアニメーターは高度な技術が必要なので、まずは専門学校に通ってスキルを磨くことが、CGアニメーターになるための近道と言えるでしょう。
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まとめ
この記事ではCGアニメーターの仕事内容やなるためのルート、必要な資格・スキルを解説しました。CGアニメーターの仕事はアニメ作品のリアルさやクオリティに大きく関係します。資格は求められないものの高度な技術が必要な仕事なので、将来CGアニメーターになりたい方は、専門学校等で技術を学び、スキルを身につけましょう。
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