【初心者向け】キャラデザの基本的な流れとコツを解説

キャラデザはアニメ作品の人気を分ける重要な要因の1つと言っても過言ではありません。魅力的なキャラクターは視聴者を物語に引き込み、作品の評価を高めます。
この記事ではそんなキャラデザの基本的な流れとコツを解説しています。アニメ制作に関する知識や技術の中でも、とりわけキャラデザについて知りたい方はぜひチェックしてください。
- 1.キャラデザとは?
- 2.キャラデザの基本的な流れ
- 2-1.イメージを構想する
- 2-2.シルエットを決める
- 2-3.顔・髪型・服・小物を考える
- 2-4.配色する
- 3.キャラデザのコツ
- 3-1.イメージの構想をしっかりと行う
- 3-2.愛されるキャラクターの共通点を意識する
- 3-3.キャラクターの意外性を大事にする
- 4.キャラデザの基礎を学ぶなら専門学校へ
- 5.まとめ
<目次>
キャラデザとは?
キャラデザとは「キャラクターデザイン(Character Design)」という言葉の略称です。文字通り、キャラクターをデザインすることを意味します。
ただし、ここで言う「キャラクター」とは人間に限りません。動物やモンスター等、人間以外も含む生き物全般を指します。
まとめると、キャラデザとはアニメやゲーム等において、生き物をデザインすることを意味する言葉なのです。
キャラデザの基本的な流れ

以下ではキャラデザの基本的な流れを解説します。
1.イメージを構想する
キャラデザをするにあたって、始めにキャラクターの方向性を決めます。おおまかに言うと、「どんなキャラクターか」を具体的に考える工程です。
キャラクターの方向性を決める時は、まず多数のキーワードを複数を組み合わせて、つくりたいキャラクターのイメージをまとめます。
例)猫、かわいい、黒 等
ある程度イメージがまとまったら、次はキャラクターの詳細なプロフィールを決めていきます。プロフィールとして決める項目には、例えば以下のようなものがあります。
- 名前
- 性別
- 種族
- 生い立ち
- 性格
- 能力
- 言葉遣い
- 仕草等
この時、キャラクターが生きる世界の時代や世界観等もあわせて考えることで、時代や世界観に合ったキャラデザをしやすくなります。
また、キーワードを参考にイメージカラーやモチーフも決めておきましょう。
2.シルエットを決める
続いて決定したキャラクターのプロフィールを基に、ビジュアル(見た目)の方向性を決めていきます。
考える項目は体型、髪型、ファッションスタイル、アクセサリー、持ち物の5つ。これを左から順に決めていきます。(体型>髪型>ファッションスタイル>アクセサリー>持ち物)
この時、キャラクターのビジュアルは単一で塗りつぶした状態(シルエット)でイメージしましょう。シルエットだけでどのようなキャラクターかを判断できることが、キャラデザにおいて重要です。
3.顔・髪型・服・小物を考える
シルエットが決まったら、顔、髪型、服、小物等、ビジュアルの詳細なデザインを決めていきます。この時、性格や生い立ち等、キャラクターのプロフィールも参考にすることで、個性があって魅力的なデザインに仕上がります。
4.配色する

最後に、イメージカラーやモチーフを基にメインカラー、サブカラー、アクセントカラーの3色を決めます。
メインカラー:キャラクターの性格や印象を表すメインの色。
サブカラー:メインカラーを補助する色。キャラクターの印象をより強くする。
アクセントカラー:全体を引き締めるため、ピンポイントで取り入れる色。メイン・サブカラーとは色相や彩度の異なる色を選択します。
実際には上記の3色より多い色を組み合わせるケースもありますが、色数が多い程バランスをとるのが難しくなるため、まずは重要な3色を考えるところから始めましょう。
キャラデザのコツ
続いて、キャラデザのコツも解説していきます。キャラデザをする際は、以下のポイントを押さえましょう。
イメージの構想をしっかりと行う

キャラデザをする時、どうしても最初からビジュアルのデザインを考えたくなってしまうと思います。しかし、キャラクターの詳細な設定はデザインに統一感を出したり、望んだ印象を正しく与えたりするために重要なので、ビジュアルを考えるより先に、内面的な特徴をしっかりと掘り下げておくことが大切です。イメージの構想をしっかりと行うことで、魅力的なキャラクターを生み出せます。
愛されるキャラクターの共通点を意識する
人気キャラをつくりたい時、大事なのは愛されるキャラの特徴を知り、共通点を積極的に取り入れることです、
人気キャラの共通点には、例えば「共感できる」ことが挙げられます。生い立ちや考え方が見る人に近いキャラクター、言動に説得力があるキャラクター等は、多くの人を惹きつける傾向にあります。
また、見た目や性格が愛らしい「癒される」キャラクターは、万人に受け入れられやすいので、迷ったら癒し要素を取り入れてみると良いでしょう。
キャラクターの意外性を大事にする
あえてキャラクターの特徴に反した意外性を持たせるのも、キャラデザを考えるポイントの1つです。印象に残りやすいキャラクターを生み出せます。
ただし、ギャップが多いとかえってインパクトが薄くなってしまうので、キャラクターにとってのベストなギャップを吟味し、絞り込みましょう。
キャラデザの基礎を学ぶなら専門学校へ
キャラデザのスキルを身につけ、将来の仕事にしたいと考えている方にはアニメの専門学校がお勧めです。アニメの専門学校では、キャラデザの基礎からコツまでを学ぶことができます。
中でも専門学校デジタルアーツ東京は、基礎からしっかり身につくだけではなく、現場即戦力レベルの人材へと成長できるのが特長。就職にも強いので、本気でキャラデザの仕事をしたい方に向いています。
まとめ
この記事ではキャラデザの基本的な流れとコツを解説しました。
アニメのキャラクターをデザインする時、まずは外見から考えてしまいがちですが、魅力的で視聴者の興味を引くキャラクターを生み出すためには、始めにプロフィールや内面、モチーフ等のキャラクター設定の部分を固めることが大切です。
そして設定を踏まえた外見を考えることで、視聴者の共感を生み、愛されるキャラクターをデザインすることができます。
自分でオリジナルのキャラクターを生み出す時は、ぜひ本記事を参考にしてください。
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金銭的な事情で進学をためらっている方は、各種制度の利用を検討してみてください。
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