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ゲームコラム

XRとは?VR・AR・MRの技術の違いや将来性について解説


XR(クロスリアリティ)技術はゲーム業界だけではなく、ビジネス業界にまで大きな影響を与えています。

しかし、XRという言葉を耳にしたことはあるけれど、実際はどのような技術なのかわからない方も多いかもしれません。

そこで本記事では、XRについて詳しく解説します。また、VR・AR・MR・SRとの技術の違いについてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

XR(クロスリアリティ)とは?VR・AR・MR・SRとの技術の違い


XRとは、VR・AR・MR・SR技術の総称です。これらの技術は単体で利用したり、複数組み合わせたりすることで、独自のサービスを生み出せます。

ここではXRとは何かをご紹介するとともに、VR・AR・MR・SRの違いも解説します。

XRとは

XR(Extended Reality・Cross Reality)とは、現実の物理空間と仮想空間を融合させる技術で、VR(バーチャルリアリティ)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)、SR(代替現実)の総称です。

しかし、先端技術の進化と画像処理の発展により、VRやAR技術の境界が曖昧になっています。そのため、これらの技術を組み合わせた場合、VRでもARでもなく「XR」と呼ばれるようになりました。

VR(仮想現実)との違い

VR(virtual reality)とは、仮想現実を体験するための技術です。専用のVRゴーグルを装着して360度の仮想空間を楽しめます。

VRは主に動画やゲーム等のコンテンツで利用され、CG技術を駆使して現実に近い環境を再現しています。利用者が視点を変えると周囲の環境も変わるため、自由度の高い視覚体験が可能です。

VR技術の進歩により、リーズナブルな価格のVRゴーグルも普及しており、2,000〜3,000円の製品も手に入ります。そのため、一般の方も手軽にVR技術を試すことができます。

AR(拡張現実)との違い

AR(Augmented Reality)とは、現実世界の視覚的な体験にデジタル情報をそれぞれ重ね合わせ、新たな情報や体験を提供する技術です。

これにより、利用者は周囲の現実環境に対してデジタルな要素が重ねられた状態でみることができます。要するにスマートフォンやスマートグラスを通して、現実の光景にCG映像や情報が統合され、まるで実在するかのようにみえるのです。

ARはエンターテインメントだけでなく、さまざまな業界での応用が進んでいます。事例としては、行きたい店舗や観光地に関する詳細な情報や営業時間、レビュー等が画面上に表示案内されることで利用者にとって便利な情報が得られるというイメージです。

MR(複合現実)との違い

MR(Mixed Reality)とは、現実空間と仮想空間を融合させる技術のことです。MRゴーグルを使用することで現実空間の形状を認識し、仮想オブジェクト(ホログラム等)をディスプレイに投影して、現実空間上に可視化させます。(空間マッピング)

空間マッピングは、デバイスに搭載されたカメラやセンサーが現実の環境を3Dスキャンし、床や壁、物体の形状や距離感を認識する機能です。

SR(代替現実)との違い

SR(Substitutional Reality)とは、過去の映像を現実の世界に投影し、その出来事を現在に再現する技術を指します。これにより、ユーザーは過去のイベントが現在に起こっているかのような感覚を得られます。

SRは、VR、AR、MRとは異なり、非現実と現実の区別が難しいのが特徴です。SR技術の進化により、新しい形の医療提供や学習体験、資料保存等が実現できるかもしれません。

XR技術が注目されている理由


XR技術は世界的にも注目されています。XRは物理的に存在しないものをリアルな世界で感知できるため、多くの企業において今後拡大していくと予測されます。

ここでは産業分野でXR技術が使用できる理由を解説しているので、ぜひご覧ください。

XRはゲームからビジネスまで活用できる

XRは3Dゲーム開発エンジンの「Unity」や「Unreal Engine」においても、ビジネス用途として幅広く活用されています。これらのツールは、リアルタイム3Dや仮想現実の制作において優れた機能とユーザビリティを持ち合わせており、さまざまな業界での応用が進んでいます。

例えば「Unreal Engine」は、映像制作、建築、シミュレーション等、ゲーム以外の分野でも幅広く導入されています。

「Unity」も同様に、プロジェクションマッピング、医療現場の手術シミュレーション、自動車のデザイン設計等、多岐にわたる分野でXRアプリケーションの製品が開発されています。

これらのツールの普及により、XR技術は従来の産業において新しい方法でのコミュニケーションやビジュアライゼーションを提供し、業務効率や品質向上に貢献しています。

デバイスの高性能化

ソフトウェア技術やデバイスの次世代化がXR技術の進展に大きな拍車をかけています。

例えば、現代の映像や音響技術は非常に進化しており、高解像度かつ高品質な映像やリアルな音響を提供することが可能です。そこにXR技術を利用することで仮想空間をより現実的に、かつ没入感を与えられます。

さらにスタンドアローン型のHMDやVRゴーグル等、高性能なデバイスが登場しました。これにより、ユーザーはパソコンへ接続しなくても、単独で仮想空間にアクセスできます。

これらの進歩により、XR技術はエンターテインメントだけではなく、教育から医療まで多岐にわたる分野で活用され、新たな取り組みが拡がっています。

5Gによる通信環境の大幅な進化

5G(第5世代移動通信システム)は、高速大容量、高信頼・低遅延通信、多数同時接続等の特徴を持ち、通信インフラの次世代技術として注目されています。

第5世代移動通信システムとXRの関係
高速大容量 高いデータ転送速度と大容量の通信が可能
XRコンテンツの配信や視聴がスムーズに行える
高信頼・低遅延通信 通信の応答時間を短縮
XR体験がよりリアルで没入感が得られる
多数同時接続 多数のデバイスを同時に接続できる
イベント開催で多くの人が同時にXRコンテンツを体験できる

今後はインターネットの主流が5Gになると予想されます。

XR技術と5Gの組み合わせにより、ユーザーはより高品質で臨場感豊かな仮想体験が可能になります。特に、簡単に操作ができるスマートフォンを使ったXRコンテンツの普及が期待され、XR技術によるビジネスの成長をさらに促進させるでしょう。

XRの将来性はある?


XR市場は、世界規模で2021年から2026年までに62%以上の成長率が見込まれると言われています。エンターテインメントからビジネスや教育、健康ケアまで、多岐にわたる分野でXRが活用される可能性があるからです。

中でもゲーム業界がXR技術を最も積極的に採用しています。しかし、XRのエンジニア不足が深刻化しているのも事実です。

技術的なスキルや知識を持つXRエンジニアは、新たなプロジェクトやアプリケーションの開発において必要な要素となっています。

XR業界で活躍するにはどうすれば良い?

XR技術の急速な進歩に追いつくために、高度なスキルと経験を持つエンジニアの需要が日本だけではなく世界中で高まっています。

ここではこれからゲーム業界で活躍したい方のために、まずどのようなことから始めれば良いのかをご紹介します。

ゲーム業界でスキルを身につける

XR業界で活躍するには上記でも触れたUnityやUnrael Engine等のゲーム開発エンジンを使いこなせなくてはなりません。

さらにゲーム開発やアプリ開発には「C#」や「C++」等のプログラミング言語も習得することが必須です。特にC#はUnityのスクリプト言語としてよく使われています。

ゲーム専門学校で学ぶ

ゲーム関係の仕事に就きたいのであれば、独学ではなくゲーム専門学校で学ぶのがお勧めです。ゲームに特化した授業が受けられ、短期間で知識と技術が身につきます。

また、自分が学びたい内容にあった専門的なカリキュラムが選択できるため、自分が取得したいスキルを習得できるはずです。

まとめ

XRは物理空間と仮想空間を融合させ、新たな体験を生み出す技術で、VR・AR・MR・SRを包括するために生まれた言葉です。

XRが注目されている背景としては、産業分野でXR技術が使用できることが挙げられます。しかし、XRエンジニア不足が予想されており、社会的にも大きな課題となっています。

ゲーム業界に携わって将来的にXRエンジニアとして活躍したい方は、ゲーム専門学校で学ぶのがお勧めです。必要なスキルを身につけるためのカリキュラムを学べます。

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