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アニメコラム

アニメ制作に必要な道具とは

アニメをつくるのに必要な道具には、どんなものがあるか知っていますか?

自作アニメーションをつくりたいという方や、将来アニメーターをめざすにあたってアニメ制作の勉強がしたいという方は、アニメ制作に必要な道具を知っておく必要があります。

またできれば、実際に道具を購入するのが理想的です。

今回は、アニメ制作のための道具をアナログ、デジタル別に紹介し、その揃え方についてもご紹介していきます。

アニメの制作・作画に必要な道具とは

アニメ制作の現場では、まだアナログ機材が使われていることが多いです。

まずは、アナログで使用する道具について見ていきましょう。

作画用紙

アニメ用の作画用紙には、作業工程に合わせていくつか種類があります。

たとえば原画用紙、動画用紙のように種類が分かれていて、原画用紙はトレースしやすいように、薄く透過性のある素材でできています。

100枚で1,000円程とかなり値段が高めですが、プロになれば用紙は支給されるのでご安心ください。

鉛筆・色鉛筆

日常生活ではシャープペンシルを使うことがほとんどだと思いますが、アニメづくりの現場においては鉛筆や色鉛筆を使用します。

なぜなら鉛筆の方が、シャープペンシルより紙に筆跡が残りにくく、線の太さを調節することもできるからです。

鉛筆は主線を引く時に使い、色鉛筆でハイライトや影の指定をします。

定規

直定規は、エフェクトや機械を描く時に使用します。

紙を切る時にも重宝するので、エッジや定規全体が金属製でできているものをおすすめします。

また必須ではありませんが、雲型定規があれば、きれいな曲線を引くのにも役立ちます。

ただし作業を効率化させるためにも、日頃からフリーハンドできれいな曲線を描けるようにしておきましょう。

タップ

タップとは複数枚の動画用紙を固定し、ずれないようにするためのものです。

作画用紙の上部には穴が空いていて、そこにタップを差し込んで固定できるようになっています。

タップは薄い程使いやすいですが、その分値段も高くなるので、買う時はよく吟味する必要があります。

トレース台

作画をトレースする時に使用する台です。

中のライトは、近年だとLEDのものが多く、軽量で熱くなりにくいので快適に作業できます。

安価なものだと1,000円〜2,000円程で購入でき、いかにもアニメ制作らしい道具なので、形から入りたいという方はぜひトレース台から揃えてみてはいかがでしょうか。

羽箒

消しゴムのカスを払う時に、この羽箒が活躍します。

直接手で払うと、線がかすれて紙が汚れることがあるので、羽箒を使うことをおすすめします。

アニメ制作・作画に関連するソフト

さて、ここまでアナログのアニメ制作の道具をご紹介してきましたが、ここからはデジタルでアニメ制作をする際の道具について見ていきましょう。

CLIP STUDIO PAINT

CLIP STUDIO PAINTでは、絵コンテ・レイアウト・原画・動画・動画精査とアニメ制作のほぼすべてを行うことができます。

原画や動画を一枚一枚描き、それらをつなげて動かすところまで、すべてCLIP STUDIO PAINT一つでできます。

Harmony

CLIP STUDIO PAINTはイラスト制作ソフトとして有名ですが、こちらのHarmonyはアニメーション制作に特化したソフトです。

Harmonyの強みは、3Dにも対応していることです。

3Dカメラ機能が搭載されていて、画面に奥行きを持たせることができます。

また2Dと3Dを組み合わせてアニメをつくることも可能です。

Adobe関連ソフト

Adobeからも、2DアニメーションソフトのAdobe Animateや、キャラクターを作成して自由に動かすAdobe Character Animator等、アニメ制作のためのソフトがいくつか出ています。

一つのソフトを使用して制作することもできますが、ソフトを複数使用することでさらに高度なアニメをつくることができます。

Adobeのソフト同士なら互換性も高いので、いくつか組み合わせて使ってみてはいかがでしょうか。

すべて用意するのではなく、利用するものを吟味して用意する

これまでご紹介してきた道具は、専門性の高い画材のため、値段も決して安価ではありません。

特に学生であれば、すべて揃えるのはかなり躊躇すると思います。

しかしすべての道具を揃える必要はなく、代用できるものや、なくても良いものは、無理に購入しなくてもアニメづくりに支障はありません。

たとえば動画用紙は穴を開けたコピー用紙で代用する等、工夫して予算内で道具を揃えるようにしましょう。

まとめ

アナログ、デジタルと、アニメ制作の道具の種類はとても豊富です。

ネットショッピングや画材屋で気軽に買えますが、価格が高いので必要なものだけ買い揃えるようにしましょう。

またデジタルソフトを購入すれば、アナログの機能をすべて兼ね備えているので、結果的に費用を抑えられることもあります。

賢くアニメ制作の道具を揃えて、ぜひオリジナルアニメをつくってみてください。

自作アニメが完成したら、SNSや動画サイトに上げて、色々な人に見てもらうと良いでしょう。