アニメーターになるための絵の練習方法は?画力アップをめざそう!
アニメーターになるための絵の練習方法は?
アニメーターをめざすには、絵を描く練習が必要です。
しかし、「自分でどうやって練習したら良いのか分からない」という方も多いでしょう。
今回は、アニメーターになるための絵の練習方法について紹介します。
プロも実践している方法もあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
アニメーターになるための絵の練習で大事なこと
具体的な練習方法に入る前に、まずはアニメーターとしてどういう絵が描けるようになれば良いのかについて見ていきましょう。
アニメーターに求められる絵のポイントは、次の三つです。
効率よく描ける
アニメに使われる絵は、30分のアニメで3,500枚〜4,000枚程と言われます。
そのため、早く、効率よく描けるアニメーターが求められるのです。
イラストレーターのように、一つの絵にこまかい描き込みをする必要はなく、キャラクターがどんなポーズや動き、表情をしているのか分かる絵をパッと描ける方が、制作会社から必要とされるアニメーターになれます。
構図がイメージできる
アニメでは、構図がとても重要です。
構図が上手い絵は、どんな場所で、どこにキャラクターがいて、どのアングルから見ているかということが伝わるからです。
上手いアニメーターは構図がしっかり頭の中に入っているため、資料がなくても素早く正確な絵を描くことができます。
人物をさまざまなアングルで描ける
アニメでは、さまざまなアングルからキャラクターが描かれることが多いです。
そのため、アニメーターは人物を色々な角度から描けなければなりません。
こちらも構図と同じく、上手いアニメーターは人物を左右上下さまざまな角度から見た時の見え方が頭に入っているので、デッサン人形等を使わなくてもすぐに人物を描くことができます。
お勧めの絵の練習方法とは
アニメーターに求められる画力がどのようなものか分かったところで、実践編に入りましょう。
アニメーターにお勧めの絵の練習方法について、三つ解説してきます。
好きな絵を模写する
まずは好きな絵を模写することから始めます。
マンガや1枚のイラストを模写するのも良いですが、お勧めはアニメのワンシーンを模写することです。
というのも、実際のアニメではどんな絵が使われているのかを参考にできるからです。
人気のアニメだと原画集が発売されていることも多いので、原画集を模写するのも良い練習になるでしょう。
デッサンやクロッキーをする
まずは基礎的な画力が必要です。
基礎画力を身につけるには、デッサンがぴったりです。
デッサンでは、物の質感や形を正確に表現する力をマスターできます。
また、多くのプロのアニメーターが実践しているのがクロッキーです。
クロッキーでは、短時間で物の形や動きを捉えて表現する練習ができます。
デッサンもクロッキーも、物を観察しながら描くことは同じですが、身につけるスキルは違います。
一日1枚でも良いので、デッサンやクロッキーを毎日コツコツ続けることで、基礎画力がアップするでしょう。
レイアウトを描く
レイアウトとは、キャラクターのポーズや背景が描かれている絵のことで、画面の構図を決める役割をします。
上手く早く描けるようになるには、このレイアウトを練習して構図を頭に入れるようにしましょう。
最初はプロが描いたレイアウトを模写するところから始めます。
資料なしでもレイアウトが描けるようになったら、構図が頭に入ってきている証拠です。
プロから絵の描き方を学ぶなら専門学校へ
独学で絵の練習をするのも良いですが、プロから直接指導を受けて教わることで最も効率的に上達ができます。
「自分ではいまいちやり方が分からない」「独学で練習しているけど、あまり上手くならない」という方は、一度プロと一緒に練習すると良いでしょう。
無料で指導を受ける方法として意外と知られていないのが、アニメーターの専門学校の『オープンキャンパス』に参加する方法です。
アニメーターの専門学校では、『オープンキャンパス』の時にアニメの描き方に関する講座を行っていることが多いです。
その学校で教えているプロのアニメーターが、アニメの描き方を指導してくれるところもあるので、実際の授業のように質問したり絵を添削してもらったりできます。
まとめ
アニメーターになるには、模写やクロッキー等で早く上手く描ける練習をしましょう。
毎日コツコツと練習を続けることで、きっと憧れのアニメーターになれますよ。
自分一人でやるのが難しいと感じたら、プロの力を借りるのもお勧めです。