AIアニメーション動画とは？制作方法やツールを紹介
本記事ではAI技術を利用したアニメーション動画について、制作方法やツールをご紹介します。
AIアニメーション動画とは？
AIアニメーション動画とは、AI（人工知能）ツールを利用して生成するアニメーション動画のことです。簡単なテキストや画像からAIが分析したデータに基づいてアニメーションを自動的に生成してくれます。
AIアニメーション動画の制作方法
AIアニメーション動画の制作方法は大きく以下のパターンがあります。
イラストからつくる
デジタルイラストを用意し、それを基にアニメーション動画を制作する方法です。自分自身が描いたイラストに動きや表情をつけることができます。
近年はAIがデジタルイラストを生成するAIイラストツールが提供されているため、ツールで用意したイラストを使い、AIアニメーション動画をつくることも可能になっています。
写真からつくる
モノや風景を撮影した写真を用意し、それを基にアニメーション動画を制作する方法です。実在するモノや風景がベースとなるので、現実世界をモチーフにしたアニメーション動画を制作したい時に向いています。
テキストからつくる
「プロンプト」と呼ばれるAIへの命令文を英単語や英文で入力し、それを基にアニメーション動画を制作する方法です。事前にイラストや写真を用意する必要がなく、思いついたアイデアを誰もがその場で簡単に動画の形で表現できます。またイラストでの作成に比べて、動きをAIに指示しやすいというメリットがあります。
イラスト＋テキストからつくる
イラストとテキストの両方を使用したアニメーション動画の制作方法です。イメージとしては、アップロードしたイラストに対してテキストで動きをつけていく形になります。
イラストのみの方法、あるいはテキストのみの方法よりも理想のアニメーション動画を制作しやすく、できる限り思い通りの動画に近づけたい方にお勧めです。
AIアニメーション動画の制作にお勧めのツール
AIアニメーション動画の制作には、以下のツールが用いられます。
Gen-2
高品質なアニメーション動画を制作できるツールです。画像をアップロードするだけでAIによる動画制作が可能な他、「モーションブラシ機能」を使えばプロンプトで動きを指定することもできます。
キャラクターデザインや表情、表現が高く評価されているツールです。
MyEdit
写真や実写風の画像をアニメスタイルに変換するツールです。これ単体でアニメーション動画の制作はできませんが、例えば生成したアニメ画像を他のAIアニメーション動画制作ツールにアップロードすることで、写真からアニメーション動画を制作することができます。
生成できる枚数は限られますが、毎日のログインで入手できるクレジットを使うことで、無料で画像生成が可能です。有料プラン（サブスク）は月額払い/年間払いがあります。
Drawever
MyEditと同様、写真や実写風の画像をアニメスタイルに変換するツールです。こちらもアニメーション動画の制作はできません。他のAIアニメーション動画制作ツールと組み合わせて利用します。
MyEditと違い、初回ログイン時にしかクレジットが付与されないため、クレジットを購入して利用するのが基本です。クレジットは10ドル分から販売されています。
VYOND GO
テキスト（プロンプト）を入力し、アニメーション動画を制作するツールです。あらかじめ用意されているテンプレートや、「Optional setteing」から選択できる動画の雰囲気、フォーマット、シーンイメージ等を組み合わせることで、バリエーション豊富なアニメーション動画を制作できるのが魅力です。
AnimateDiff
テキスト（プロンプト）を入力し、アニメーション動画を制作するツールです。2Dはもちろん3Dも含めたさまざまななテイストのアニメーションの制作に長けています。
まとめ
本記事ではAI技術を利用したアニメーション動画について、制作方法を紹介しました。
AIツールでアニメーション動画を、とりあえず制作することはできますが、基本的な知識や技術があるとより楽しめるでしょう。
アニメ制作を基礎から学びたい方は専門学校デジタルアーツ東京への進学がお勧め。プロが使用するコンピュータやソフトを使用しながら、現場で即戦力となるような技術とノウハウを、基礎からしっかり身につけることができます。
