アニメやマンガが好きで、ライトノベル作家をめざしているという方も多いのではないでしょうか。
でもライトノベル作家はあまり身近な職業ではないので情報も少なく、なり方がいまいち分かりにくいですよね。
この記事ではライトノベル作家をめざす方のために、仕事内容からデビューの方法まで、詳しく解説していきます。
ライトノベルとは
ライトノベルとはライトノベルの略称で、アニメやマンガに近い作風が特徴です。
表紙や挿絵がコミックイラストで描かれていて、ジャンルは学園ものやファンタジー等が多いです。
人気のゲームやマンガ、アニメがノベライズされることもあり、ファン層は10代〜20代が中心です。
また、2004年頃にもライトノベルブームがあったのですが、当時中高生だった30代にもライトノベルファンがいます。
ライトノベル作家の仕事内容
ライトノベル作家の仕事はもちろんライトノベルを書くことですが、仕事内容についてもう少し詳しく見てみましょう。
執筆
ストーリーのコンセプトが決まれば、自由に執筆を進めることができます。
ただ原作者が別にいる場合は、共同で執筆することもあります。
一般小説の作家と同じく、締め切りを守ればペース配分は好きに決められるので、比較的自由度の高い職業です。
しかし逆に言えば、自分で時間管理ができないと務まらない職業でもあるのです。
編集者との詳細部分の決定
ライトノベル作家には必ず編集者がつきます。
作家は作品の執筆に入る前にアイデアを編集者に伝え、それをブラッシュアップしていきます。
編集者には原稿チェックもしてもらいます。
誤字脱字のチェックはもちろん、ストーリーに矛盾がないか確認したり、表現を変えたりと、ライトノベルの執筆には編集者の存在が欠かせません。
平均年収
ライトノベル作家の平均年収は一般的に240万〜360万円と言われています。
3ヶ月に1作品出版したとして1作品あたり60万〜100万円なので、だいたいこれくらいの年収になると考えられます。
ライトノベルに限らず、作家の平均(トルツメ)年収は200万円〜400万円程が平均的。
ただ人気作家になると、1,000万円まで上がることもあるそうです。
参考URL:平均年収.JP
https://heikinnenshu.jp/creative/novelist.html
やりがい
ライトノベル作家のやりがいは、やはり自分の書いた作品が世の中に出回ることです。
それが人気作品になったり読者からの感想を聞けたりした時は、さらにやりがいを感じるでしょう。
また近年、ライトノベル作品が原作のマンガやアニメもあるので、自分の作品がマンガ化、映像化されればその喜びもひとしおです。
ライトノベル作家デビューの方法
ここまでライトノベル作家の仕事についてご紹介してきましたが、実際にライトノベル作家としてデビューするためにはどのような方法があるのでしょうか。
ライトノベル作家デビューの方法として、次の三つがあります。
・自費出版
・出版社への持ち込み
・同人作家として活動
それぞれの特徴や難易度について、さらに詳しく見ていきましょう。
自費出版
まずは自費出版です。
こちらは出版費用を自己負担する代わりに、出版社から作品を発表できる方法です。
書店等にも作品が並び、有名な作品の隣に自分のライトノベル作品が置かれる可能性もあります。
ただし、自費出版には数10万円〜100万円程の費用がかかり、本が売れなければ赤字になってしまう可能性もあります。
自費出版は、ハイリスクハイリターンな方法だと言えるでしょう。
出版社への持ち込み
続いて出版社へ持ち込む方法です。
出版社によっては、持ち込みを歓迎しているところもあります。
プロの編集者からアドバイスをもらえる可能性もあるので、直接デビューにつながらなくてもメリットになります。
しかし、ライトノベルはマンガと違って読むのに時間がかかるので、持ち込みを受け付けている出版社はあまり多くありません。
確実に作品を見てもらいたいなら、出版社が主催するコンテストに応募することをおすすめします。
同人作家として活動
最後に同人作家として活動する方法です。
三つの方法の中では、こちらが一番の近道でしょう。
これもある意味自費出版ですが、同人誌をつくって売るのが同人作家です。
ただ最初にご紹介した自費出版とは違い、自分で発行部数や販売経路を決めるので趣味の範囲内でもできます。
人気作品の二次創作なら、その作品のファンの目に触れる可能性も高く、実際に同人活動を通じてプロになった作家もいます。
そのため、これからライトノベル作家をめざしたい初心者の方には、まず同人作家として活動することをおすすめします。
まとめ
ライトノベル作家についてさまざまな解説をしていきましたが、参考になったでしょうか?
ライトノベル作家になるには文章力を磨くことも大切ですが、ある程度スキルが身についたら、徐々にデビューに向けて動き出すようにしましょう。
特に同人作家としての活動は誰でも手軽にできるので、まずは同人誌を出すことから初めてみてはいかがでしょうか。
同人誌を出したら、インターネットや同人イベント等で販売し、少しずつ人の目に触れるようにしていきましょう。
まずは人に読んでもらうことが、プロのライトノベル作家になる第一歩です。