「デザインの世界と将来設計」
将来デザインの世界に身を置き、生計を立てるにはどんなスキルや心構えが必要となるのか。今回は未来のデザイナーやイラストレーターをめざす方々のために、これだけは覚えておきたい「一流のめざし方」について紹介します。
まずは何と言っても「絵が好きであること」。レベル以上にその想いの強さが重要なのです。仕事では依頼者の希望をイラストへ反映できることがまず必要条件です。そのため、これまでにどれだけ絵を描いてきたかという経験が重要になってきます。スキルももちろん大切ですが、より対応力の高いデザイナーやイラストレーターが昨今では重要視されています。
次に「関連ツールのスキル」です。少なくともIllustratorやPhotoshopは使いこなせるようになっているといいでしょう。最近ではパソコン上でイラストを描いたり加工したりすることが主流です。紙上のイラストと違い、微修正の作業などもスムーズにこなせるからです。ぜひ今のうちにそれぞれのプログラムをインストールして、操作に慣れておきましょう。
最後に「デザイン企業での実務経験」です。仕事では自分にとって興味がないものを描くこともありますので、その度にタッチを変えていく柔軟性や器用さが必要となります。そこでまずは、小さな所でも企業内デザイナーとして依頼された仕事をこなしていく「修行経験」で自分を高めてみてはいかがでしょうか。その後はフリーのイラストレーターとしてデビューしてもよし、実績を活かしてより大きな企業に転職してもよし。経験を積み、一流デザイナー・イラストレーターのステップを確実に踏んでいきましょう。
デザイナーやイラストレーターに学歴は必要ありません。重要なのは「スキル」と、それを習得し成長を止めないための「やる気」であると私たちは考えます。熱意あふれる皆さんに、デジタルアーツ東京はこれからも応えていきたいと思います。