10代がイラストレーターになるには?
10代がイラストレーターになるには?
将来はプロのイラストレーターになる!と心に決めている10代の人もいるのではないでしょうか。
しかし、イラストレーターをめざすにあたり、専門の学校でイラストを学んだ方が有利なのか迷うこともありますよね。
10代のうちからイラストレーターとして活躍するには、どういう方法があるのでしょうか。
今回は、10代でプロのイラストレーターになるための方法や、イラストレーターを仕事にするために必要なスキルについて解説します。
未経験の10代でもプロのイラストレーターになれる?
プロのイラストレーターの働き方には大きく分けて二つあります。
一つは会社の社員として働く方法、もう一つはフリーランス(個人事業主)のイラストレーターとして働く方法です。
しかし、イラストレーターとして企業に就職する人の多くは、専門の学校でイラストについて学んできた人が多い傾向にあります。
未経験の10代だけど、企業の求人に応募したいという場合は、高い画力や社会人マナーを身につけるとともに、ポートフォリオ(作品集)のつくり方もマスターしておく必要があるでしょう。
その点を踏まえると、10代でプロのイラストレーターになる方法として一般的なのは、フリーランスとして活動することになります。
近年では、誰もが気軽にSNSやイラスト投稿サイトに絵を載せて、多くの人に作品を見てもらうことが可能になりました。
インターネットに掲載したイラストがきっかけで、絵を描いてほしいという依頼を受け、イラストレーターとしてデビューする人もいます。
早いうちからイラストレーターとして活動できるようになりたいのであれば、インターネット上にイラストを投稿することが、プロになるための方法の一つでもあります。
10代のうちに磨くべきスキル
プロのイラストレーターとして活躍したいのであれば、しっかりとしたスキルを身につけている必要があります。
10代のうちに上げておいた方が良いスキルとはどんなものか、見ていきましょう。
イラストの基本スキル
プロのイラストレーターとして生計を立てるためには、基礎がしっかりしているイラストが描けることが大事になります。
デッサン力、配色のスキル、構図等の基本的なスキルが身についていなければ、上手にイラストを描くことはできないからです。
中でもデッサンは手軽にできる練習法なので、初めのうちはあらゆる物体を実際に見て練習しましょう。
デッサンの練習を続ければ、物体の本来の見え方をリアルに表現できるようになってきます。
イラストのオリジナリティ
イラストの基礎はもちろん重要ですが、確固たる土台の上にオリジナリティを乗せることも必要になってきます。
イラストレーターにとって絵が上手であることは当たり前なので、個性が光るイラストを描ける能力がなければ、埋もれてしまう可能性があります。
基礎が固まってきたら、さまざまな作品に触れて良いところを吸収し、自分の作風を確立できるように練習しましょう。
依頼主の要望に応える力
自分の思うままに絵を描いて表現するアーティストとは違い、イラストレーターは依頼主が求めるイラストを描かなくてはなりません。
自分では最高の完成度だと感じても、依頼主の好みやイメージと違っていれば描き直さなくてはならないのです。
依頼主がどんなものを求めているのかを汲み取って、イラストに仕上げる能力が必要になります。
イラストレーターをめざす10代の人にお勧めの方法
10代の人にとって、プロのイラストレーターになるための最適な方法とは何でしょうか。
その答えは人それぞれです。
なぜなら人によって適した方法が違ううえに、何がきっかけでデビューできるかは、誰にも予想できないからです。
もし金銭的にも時間的にもある程度の余裕があるのであれば、専門学校に通ってプロの講師から直接教わり、イラストの基礎をきちんと身につけることが最もお勧めです。
業界とのつながりが期待できるのも、専門学校に通うメリットと言えます。
自分の夢に向けて今からできることをすぐにやりたい場合は、インターネット上に自分の作品を投稿する、公募のコンテストやコンペに応募するということを続けると、将来に活きてくるでしょう。
まとめ
プロのイラストレーターとしてデビューして、それ一本で生活ができるようになるのは、簡単なことではないかもしれません。
しかし、大好きなことであれば苦労も楽しめるはずです。
10代の若いうちから将来の目標が定まっていて、そのために時間が割けるというのは、とても幸運なことです。
今はまだ自信がないという人も、まずはイラストの基礎をしっかり勉強すればスキルが身についていきます。
毎日の学びと練習を楽しみながら、オリジナリティのある売れっ子イラストレーターをめざしてくださいね。