pixivへのイラストの投稿方法を解説。高評価をもらう4つのポイントも
絵師が自身のイラストを投稿し、発表する場として活用しているサービスの1つが「pixiv(ピクシブ)」です。これまでX(旧Twitter)にイラストを投稿していた方の中には、pixivに興味があるという方も多いでしょう。
そこで、この記事では絵師向けにpixivへのイラストの投稿方法を解説します。高評価をもらうポイントもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
pixivとは
pixivはイラストやマンガ、小説等の創作物を公開したり、閲覧したりするためのイラストコミュニケーションサービスです。
「創作活動がもっと楽しくなる場所」をコンセプトに、インターネット環境があれば誰もが無料で利用することができます。パソコンはもちろん、スマートフォンやタブレットからもアクセス可能です。
pixivでできること
前述の通りpixivはイラストやマンガ、小説の投稿・閲覧ができるサービスですが、これらの創作活動をさらに楽しんだり、充実させたりするためにさまざまなサービスが展開されています。
クリエーターとユーザー、それぞれができることの一例は以下の表の通りです。
クリエーターができること | ユーザーができること |
・プロフィールページを作成できる →ポートフォリオのように使える・毎日更新される創作アイデアページをチェックできる →作品づくりのきっかけになる・不定期に開催される企画やコンテストに参加できる →入賞で注目を浴びる可能性がある ・作品の閲覧数や、投稿されたコメントをチェックできる |
・タグ付け →興味のある作品がすばやくみつかる・気に入った作品にブックマーク →いつでも好きな時に、すぐに見られる・お勧め作品やお勧めユーザーが紹介される →好みの作品やユーザーに出会いやすい ・興味があるユーザーをお気に入りに追加できる |
pixivへイラストを投稿する方法
ここでは、創作活動の中でもイラストを描くことを趣味としている方に向けて、pixivへイラストを投稿する方法を解説します。
デスクトップ版、モバイル版、アプリ版に分けて解説しているので、自分に合った方法でイラストを発表してみましょう。
デスクトップ版
1.画面上部にある「作品を投稿」をクリックする
2.リストの中から「イラスト」をクリックする
3.「ファイルを選択」をクリックする
4.投稿したいイラストのファイルを選択する
5.各種項目を入力・選択する(タグ/年齢制限/AI生成作品は必須)
6.画面下部にある「投稿する」をクリックする
「作品が投稿されました」と表示されれば、正常に投稿が完了しています。
モバイル版
1.画面左上にあるメニューボタン(3本線)をタップする
2.リストの中から青い「投稿する」ボタンをタップする
3.「イラスト」を選択する
4.「画像を追加」から投稿したいイラストのファイルを選択する
5.各種項目を入力・選択する(タグ/年齢制限/AI生成作品は必須)
6.画面下部の「投稿する」をタップする
「作品が投稿されました」と表示されれば、正常に投稿が完了しています。
アプリ版
1.マイページにある「作品投稿」ボタンをタップする
2.「イラスト」を選択する
3.投稿したいイラストのファイルを選択する
4.各種項目を入力・選択する(タグ/年齢制限/AI生成作品は必須)
5.画面下部の「投稿する」ボタンをタップする
投稿した作品の閲覧画面が表示されれば、正常に投稿が完了しています。
参考:pixivにイラストを投稿する方法を知りたい(pixiv)
pixivに投稿するイラストの画像サイズと拡張子
pixivにイラストを投稿する際は、画像ファイルのサイズと拡張子に注意しましょう。上限を超えるサイズや、対応していない拡張子のファイルは投稿できません。
画像サイズについて
pixivでは投稿できるファイルのサイズ上限を1枚あたり32MB、複数枚投稿の場合は全体で200MBと定めています。
イラストを投稿する前に必ずサイズをチェックし、上限を超えている場合は調整しましょう。
拡張子について
pixivでは投稿できるファイルの拡張子を以下の3種類に限定しています。
・JPG(.jpg/.jpeg)
・GIF(.gif)
・PNG(.png)
イラストを投稿する前に、ファイルの拡張子が対応しているものかを必ずチェックしましょう。
参考:pixivに投稿できる画像の種類を知りたい(pixiv)
なお、上に挙げた3種類の拡張子にはそれぞれ以下のような特徴があります。
JPG | ・混色が綺麗に表現される ・一度画像を小さくしたり、画質を下げたりすると元に戻せない ・サイズが小さい |
GIF | ・アニメーションの保存に向いている ・背景透過ができる ・色数が少ない |
PNG | ・線や色の境目がぼやけにくい ・一度画像を小さくしたり、画質を下げたりしても元に戻せる ・サイズが大きい ・背景透過ができる |
特別な理由がなければ、拡張子はJPGもしくはPNGがお勧めです。サイズや使用した色数、色の塗り方等によって使い分けましょう。
pixiv有料プランのメリット
前述の通りpixivのサービスは基本無料で利用できますが、月額有料プラン「pixivプレミアム」も用意されていて、登録することでより便利に、pixivのサービスを活用することができます。
pixivプレミアムへの登録によって追加される機能の例は以下の通りです。
・アクセス解析 ・予約投稿機能 ・フォローユーザーのフォルダ分け ・投稿画像の差し替え ・人気順検索 ・広告非表示 ・閲覧履歴 ・文字数指定検索 ・ブックマーク絞り込み |
絵師の場合、アクセス解析によって投稿したイラストがどんなユーザーに、どのように評価されているのかを知れるのは、とても大きなメリットと言えるでしょう。その後の創作の方向性を決めたり、ユーザーへのアプローチ方法を考えたりするうえで役立ちます。
また、閲覧されやすい時間帯を狙ってイラストを投稿できるのもアクセス数を増やすことにつながります。
pixivプレミアム月額料金は1ヶ月プランの場合550円です。3ヶ月プラン、6ヶ月プラン、12ヶ月プランを選べば、それぞれ3%、9%、16%の割引が適用されます。(2023年12月時点)
投稿するイラストをより多くのユーザーに見てもらいたい、より高い評価を得たいという方はpixivプレミアムへ登録することをお勧めします。
参考:pixivプレミアム-毎日のpixivがもっと楽しくなる!(pixiv)
pixivのイラストに高評価をもらう4つのポイント
せっかくイラストを投稿するのなら、少しでも多くのユーザーから高評価を得たいですよね。
最後に、pixivのイラストに高評価をもらう4つのポイントをまとめました。ぜひ参考にしてください。
1.定期的に投稿する
数多くいる絵師の中で名前を覚えてもらうためには、定期的に作品を投稿することが大切です。
pixivユーザーのほとんどは、常に新しい作品を求めています。定期的に投稿がある絵師はフォローされたりチェックされたりする可能性が高いため、投稿した作品も高評価を得やすくなります。
自分のペースで大丈夫なので、定期的な投稿を忘れないようにしましょう。
2.完成させたイラストを中心に投稿する
1枚のイラストを完成させるには大変な時間と労力が必要です。そこで、定期的に投稿するためにいわゆる“落書き”と呼ばれるような簡潔なイラストをアップする絵師がいます。時々であれば問題ありませんが、落書きを中心に投稿するのはできるだけ避けましょう。
イラストのクオリティは、高いほうがユーザーから高評価を得やすい傾向にあります。落書きが中心の投稿になることでチェックされる頻度が低くなり、ファン離れを引き起こしてしまう懸念点があるため、ご注意ください。
また、過去にはpixivに投稿した作品をきっかけに有名絵師になった方も少なくありません。画力を上げるという観点から見ても、投稿するイラストはきちんと完成させることが望ましいです。
3.他の絵師から学ぶ姿勢を持つ
pixivに限らず、投稿されているイラストを見て「上手で羨ましい」「自分より評価が多い」等ネガティブな感情を抱いてしまうことは、絵師なら誰もが経験したことがあるでしょう。
可能ならば、その気持ちをプラスの方向に変えて「学ぶ姿勢」を持つことをお勧めします。画力をさらに上げることにつながるためです。
多くのイラストが投稿されているpixivというサービスを活用し、自分ができていないと思う部分や真似したいと思う部分を、ぜひ参考にしてみてください。
4.コミュニティを大切にする
pixivユーザーは絵師のイラストだけではなく、絵師自身にも興味を持つ方が多いです。他人のイラストを批判する等過激な言動があれば、それだけで自身のイラストに高評価はつきにくくなります。
高評価をもらうためには、例えWebサービス上であっても相手に配慮した振る舞いをしましょう。
また、他の絵師と積極的につながりを持つことで、互いに切磋琢磨すれば結果的に高評価を得られる可能性があります。このような意味でも、コミュニティを大切にすることはとても重要です。
まとめ
この記事では絵師向けにpixivへのイラストの投稿方法や、投稿する際のファイルのサイズと拡張子について、高評価をもらうポイント等を解説しました。
pixivを活用すれば多くの方に自分のイラストを見てもらう機会が増えますし、デビューするきっかけにもなります。これまでpixivを利用したことがないという方は、この機会にイラストを投稿してみてはいかがでしょうか?
投稿したイラストが高評価を得るためには、
・定期的に投稿する
・完成させたイラストを中心に投稿する
・他の絵師から学ぶ姿勢を持つ
・コミュニティを大切にする
以上4つのポイントを意識することが大切です。
しかし、それ以上に重要なのは発想力や画力。他の絵師に並ぶくらい、あるいはそれ以上の発想力や画力がなければ、なかなか注目されづらいでしょう。
「本気でイラストを評価されたい」「画力を上げたい」という方は、ぜひ専門学校デジタルアーツ東京 イラスト学科への入学をご検討ください。専門学校デジタルアーツ東京 イラスト学科では、現役で活躍するプロの講師から技術や発想法等を学ぶことが可能。趣味におけるイラスト制作はもちろん、イラストレーターをはじめとしたプロとしても通じる力が身につきます。