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イラストコラム

【初心者向け】イラストの構図とは?配置や三分割法等の基本を解説

【初心者向け】イラストの構図とは?配置や三分割法等の基本を解説

「魅力的なイラストを描きたい」
「意図が伝わるイラストを描きたい」

そんな悩みはありませんか?魅力的で説得力のあるイラストを描くポイントの1つに「構図」を意識することが挙げられます。今まで構図を意識せず描いてきた方は、本記事で一緒に構図の基本や法則について学びましょう。

イラストを描く時の「構図」とは?

構図とは、イラスト全体の構成やもの・キャラクターの配置等のことです。構図は作者の意図を伝えたり、見せたいもの・キャラクターを目立たせたり、イラストを描くうえでとても重要です。

本記事ではそんなイラストの構図について基本や法則を解説します。

イラスト構図の基本

始めに、イラストの構図を考える時の基本を解説します。構図を考える時は以下のポイントを意識しましょう。

配置の仕方

イラストを描く時に特別目立たせたいもの(キャラクター)がある場合、フレームの中心ではなく、中心よりやや上に配置します。こうすることで見る人の目線が目立たせたいものに集中しやすくなります。

キャラクターの並べ方

複数人のキャラクターがいる時の並べ方は、同じラインで均等に配置する並べ方と、あえてラインをずらしてジグザグに配置する並べ方があります。

均等に配置する並べ方はそれぞれのキャラクターを均一に見せることができます。バランスを考えやすく、複数人のキャラクターを描き慣れていない方でも画面が綺麗にまとまります。

ジグザグに配置する並べ方は手前のキャラクターに視線が集まりやすく、各キャラクターのポジションを伝えたり、特定のキャラクターを注目させたりしたい場合に効果的です。

アングル(アオリと俯瞰)

正面以外のアングルでイラストを描く場合の主な構図に「アオリ」と「俯瞰(フカン)」があります。

アオリとは下から見上げるような構図で、対象のもの(キャラクター)を大きく見せる効果があります。力強く迫力のある表現をしたい時に効果的です。

俯瞰とは上から見下ろすような構図で、広範囲を描きやすいという特徴があります。ものの位置関係や全体の状況を伝えたい時に効果的です。

印象の違い

多くのイラストは画面に対して水平に描かれますが、軸を回転させて斜めに描くケースもあります。斜めに描かれたイラストは動きのある印象になります。描きたいシーンに合わせて描き分けることで、より魅力的なイラストが完成します。

イラスト構図(法則)の種類

イラスト構図(法則)の種類

イラストの構図を考える時は、よく使われている法則にのっとることで違和感が少なく綺麗にまとまったイラストに仕上げやすくなります。

以下ではよく使われているイラスト構図(法則)をご紹介します。

三分割法

フレームの縦横をそれぞれ三分割する構図です。三分割法でイラストを描く場合、分割線の交点に重要なもの(キャラクターの顔等)を入れるのがポイントです。

二分割法

フレームの縦または横に一本線を引くイメージで画面を二分割する構図です。水平線や地平線を描きたい時や、キャラクターの対比を描きたい時によく使われます。

日の丸構図

フレームの中央に円があるイメージで画面の中央にイラストを描く構図です。見せたいものやキャラクターが決まっている時によく使われます。

対角線構図

フレームの対角線を意識してものやキャラクターを配置する構図です。画面端まで達する程の長さのあるものや動きのあるものを描く時によく使われます。

三角構図

フレームの中央に三角形があるイメージでものやキャラクターを配置する構図です。正三角形を意識して描いた構図のイラストは安定感がある印象に、逆三角形を意識して描いた構図のイラストは動きのある印象になります。

サンドイッチ構図

画面の左右にものを配置し、主役になるものやキャラクターを挟み込むようにして描く構図です。主役に自然と目線が集まり印象が際立つこと、奥行きやまとまりを表現できること等が特徴です。

アルファベット構図

「C」「S」「T」等のアルファベットの形に沿ってものを配置する構図です。絵に動きがついてインパクトのある印象になります。キャラクターを描く時にも使用することができ、特に女性らしい柔らかさ、滑らかさを強調したい時に向いています。

構図を作成する時の手順

最後に、イラストの構図を作成する時の手順について解説します。構図を考えたイラスト作成にチャレンジしたい方は、「イラスト構図(法則)の種類」とあわせて参考にしてください。

1.キャラクターを配置する

始めに主役になるキャラクターを画面に配置します。目立たせたい時は近距離を意識して大きめに、背景に溶け込ませたい時は遠距離を意識して小さめに描くと意図した表現をしやすくなります。

2.背景を描く

続いて、1で描いたキャラクターの大きさを基準にして背景を描き込んでいきます。場所や時間帯は描きたいイラストのイメージに沿って決めましょう。

3.小物を描く

最後に、必要に応じて小物を追加していきます。キャラクターとの位置関係は、「イラスト構図(法則)の種類」で紹介した構図からイメージする見せ方に近いものを参照して決めていくのがお勧めです。

まとめ

まとめ

本記事ではイラスト構図の基本や法則、作成時の手順を解説しました。

構図を考えることは初心者がイラスト上達するためのカギと言えます。今まで構図を意識していなかった方は、今日から構図を考えたイラスト作成にチャレンジしてみてください。

さらにイラストの上達をめざす場合は専門学校に通って基礎から応用までをしっかりと学ぶのがお勧めです。専門学校デジタルアーツ東京ならば実践的なカリキュラムを通して現場で使える知識や技術を養うことができ、業界で活躍できる人材への成長をめざせます。

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