イラスト専門学校の入試の内容は?落とされることはある?入試対策を紹介
「勉強は苦手」という人や、「面接は緊張してしまう」という人にとって、入試は不安なものですよね。
イラスト専門学校の入試は、一般的な入試のイメージとは少し違います。
この記事で、イラスト専門学校の入試の内容や対策方法を確認し、疑問や不安を解消しましょう。
イラスト専門学校の入試は書類審査だけ!
イラスト専門学校の入試は、書類審査が基本です。
提出する書類は、願書と高校の調査書の二つが基本的には必要です。
願書では主に名前や学歴等、場合によっては志望動機や自己PR等を、調査書では学校の出席率と成績を確認されます。
筆記試験や実技試験のある美大の入試に比べると、イラスト専門学校の入試は書類のみの審査の学校が多くを占めますが、書類不備や記入漏れ等にも注意して油断せずにしっかり対策しましょう。
対策の方法は、記事の後半で紹介します。
>>イラスト専門学校と美大を表で比較。あなたに合った学校はどっち?
イラスト専門学校の入試方法
イラスト専門学校にはいくつか入試方法があり、中には書類審査以外の試験がある場合も。
ここでは、専門学校デジタルアーツ東京の入試方法について紹介します。
AO入学
早く進路を決めたい人にお勧めなのが、AO入学です。
他の入試方法より受付が早く、6/1からエントリーがスタートします。
エントリー期間や出願期間が決まっているため、早めに確認するようにしましょう。
エントリー・面談・出願という流れで、書類審査の他に面談があるのが特徴です。
「面談で意欲をアピールできる」「選考料が免除される」といったメリットが多いため、AO入学はお勧めの入試方法です。
推薦入学
高校から推薦をもらえる場合、推薦入学を受けることもできます。
願書受付は10/1から開始し、定員に達し次第終了となります。
入試方法は、願書と調査書の他に推薦書類を提出する書類審査です。
大学生や社会人、または推薦がもらえない高校生でも、自己推薦という形で出願することもできます。
一般入学
一般入学も書類審査のみで、願書と調査書のみを提出します。
受付開始が11/1とやや遅く、選考料も他の入試方法に比べて高めに設定されていることから、できるだけAO入学か推薦入学で出願すると良いでしょう。
AO入学の面接で聞かれること
三つの入試方法のうち、メリットの多いAO入学は人気な入試ですが、「面談が不安」という人も多いと思います。
そこで、イラスト専門学校のAO入試の面談で聞かれやすい質問と回答例をいくつか紹介します。
どうしてこのイラスト専門学校を選んだのか
この質問では、受験生が学校のことをきちんと調べて、学びたいことが学べると納得したうえで出願しているかを確認しています。
志望するイラスト専門学校の特徴を調べて、自分のやりたいことと照らし合わせるようにしましょう。
回答例:個性を伸ばしながらイラストを上達させたいので、少人数制の学校が合っていると思い、〇〇専門学校を志望しました。
自分の強みと弱みは何か
この質問は、自分の強みをアピールするチャンスと考えましょう。
エピソードもあると説得力が増します。
弱みは正直に話しても問題ないですが、どうやって克服していくかまで話せるとさらに良いですね。
回答例:私の強みは、計画性があることです。文化祭の時に……(以下、エピソード)。
弱みは計画に時間がかかりすぎることですが、これからは計画を立てる時間を制限しようと思います。
将来の夢
この質問は、どれくらい本気でイラストに関する仕事をしたいのか、やる気を持って学校生活が送れるかを確認しています。
具体的な職業が決まっていなくても良いので、自分の気持ちを素直に伝えてみましょう。
回答例:ゲームやアニメ等、さまざまな分野のイラストを手がけて活躍できるようになりたいです。
免除制度のために課題が出ることも
多くのイラスト専門学校の入試は基本的に書類審査だけですが、免除制度を希望する人が課題作品を提出する場合もあります。
専門学校デジタルアーツ東京の「クリエイティブ優遇制度」を例に見てみましょう。
クリエイティブ優遇制度とは、希望する学生がイラスト課題を提出して認定されると、最大20万円が学費から免除される制度です。
免除制度のための作品なので、作品が認定されなくても入試自体が不合格になる訳ではありません。
ただし、応募期間が9/1〜10/29まで(令和4年入学の場合)と限られているため、入試方法と出願のタイミングをよく考える必要があります。
イラスト専門学校の入試対策
最後に、イラスト専門学校の入試対策を三つ紹介します。
入試方法は早めに決める
入試方法によって、受付がスタートする時期や用意する書類が異なります。
AO入試の受付が始まる6/1までには、どの入試方法を受けるか決めましょう。
調査書等、用意するのに時間がかかる書類もあるので、入試方法が決まったら必要な書類を確認しておくと安心です。
志望動機と自己PRを考える
面談でよく聞かれるのが、志望動機と自己PRです。
どのイラスト専門学校でも、入試方法を問わず聞かれる可能性が高いため、志望動機と自己PRはしっかり考えましょう。
一度考えたら、保護者や先生に添削してもらうことをお勧めします。
面談、課題対策は早めに
面談や課題を受ける予定があれば、早めに対策します。
高校によっては面談対策をしているところもあるので、活用しましょう。
課題はギリギリで仕上げると思うように実力が出せないので、期日に余裕を持って丁寧に仕上げるのがコツです。
まとめ
イラスト専門学校の入試は、基本的に書類での審査のみという場合が多いですが、それでも早めの対策が必要です。
今回紹介したイラスト専門学校の入試方法は一般的なものなので、必ず各校の募集要項で入試方法を確認してください。
次の記事ではイラスト専門学校の入試以外にも、カリキュラムや学校の選び方について解説しています。