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イラストコラム

デザインとアートの違い、基準は感覚?


デザインとアートにはどのような違いがあるのでしょうか?

メディアでも多く取り上げられることもある話題ですが、自信を持って答えられる方が少ないのではないでしょうか。

本記事では、デザインとアートの違いやデザイナーとアーティストの違いについて解説しています。

デザインとは?

デザインとは?
デザインとは、日本語においては審美的な要素を含む計画的行為の全般を指します。

『計画的』と書いてある通り、デザインには目的があり、目的の実現をするための手段としてデザインが用いられます。

アートとは?

アートとは?
アートとは、一定の『材料』『技術』『身体』等を駆使して、鑑賞的価値を創出する人間の活動およびその所産の総称を言います。

創作者を中心に形づくられているため、アートはこのように定義が曖昧になっています。

デザインとアートの違い

デザインとアートの違い
上記ではデザインとアートに関して説明しましたが、実際にはどんな違いがあるのか『視点』
『目的』『制限』の3点に着目していきます。

主観と客観

デザインとアートで異なる点の一つ目は主観•客観です。

主観とは自分一個(トルツメ)だけの意見であり、客観は主観(自分)から離れて独立に存在する様のことを言います。

デザインは、明確な目的を実現するために用いられます。例えばWebデザインやキャリアデザイン等です。

これらは利便性向上やキャリアパスの可視化等、デザインは明確な目的を持っており、客観性が必要となります。

アートは、デザインと異なり、明確な目的はありません。創作者が主体となり、表現していくモノです。

絵画や彫刻、焼き物といった「物」をアートと捉えがちですが、アートに決まった形はありません。
創作者の表現が受け手に影響を与えれば、それはアートなのです。

目的の有無

デザインは、Webデザインやキャリアデザイン等、明確な目的を設定したうえで課題解決のために用いられます。

アートは、創作者自体が主体であり、自己表現を行うことで受け手側に影響を与えることを言います。従って、明確な目的の設定や問題解決等に捉われず自由なのです。

制限の有無

デザインには明確な目的が存在し、その枠組みの中でデザインされます。
経済的な制約や時間の制約、デザイン内容の制約等、デザインにはさまざまな制約が存在します。

対照的にアートでは、制限を設けず自由に表現されることが良いとされます。

制限を設けず独自の表現を追求し、唯一のアートを生み出すことがアーティストに必要とされることから、デザインとアートには制限の有無があります。

デザインとアートの共通点

デザインとアートの共通点
デザインとアートはどちらもクリエーターに含まれるものであり、思想や感情をさまざまな媒体で表現している点で共通しています。

また、クリエーターとして『デザイン』『アート』の両方で美しさや完成度等を追求していく点も同じであり、違いは制作過程の目的や制限の有無等です。

デザイナーとアーティストの違い

デザイナーとアーティストの違い
デザイナーとアーティストの違いは、主に2点です。

一つは、何を重視するのかという点です。
デザイナーの場合は、制作過程でのプロセスです。課題や、明確な目的の達成のために逆算的に合理
性のあるプロセスを練ることがデザイナーには必要です。

アーティストの場合は、ひらめきや想像です。いかに、自由に自分の思想や感情を表現するかが重要になります。

二つは、評価基準です。

デザイナーの場合、評価項目としてデザインしたことによる具体的な変化が必要となります。視認性や可読性の向上等、数字によってどのように変化したかを求められます。

アーティストの場合は、自分で表現したモノが相手に、また社会に伝わっているかが評価の基準となります。

SNSや展示会等、媒体はさまざまですが、いかにアートで影響を与えているかが評価の基準となるでしょう。

デザインにセンスは必要ない?

デザインにセンスは必要ない?
結論をいえばデザイナーにもアート同様、センスは必要です。
デザイナーに必要とされるセンスは主に二つあります。

一つは、意向を汲み取るセンスです。

デザインをする場合、問題解決や明確な目的を達成するために用いる訳ですが、
その場合客観的視点から、目標に沿ってプロセスを考える必要があります。

意向を汲み取ることができなければ、実際のデザインに行き着くことができません。

二つは、デザインのセンスです。

意向を汲み取るだけではデザインにできません。

デザインの場合、ディレクターやプロデューサー等、チームとして行動する場合が多いことから
デザインセンスがなければ、的確な指示や意向に沿ったデザインにすることができません。

デザイナーに向いている人

デザイナーに向いている人
デザイナーに向いている人の特徴は、目標から逆算的にプロセスを導き出すことができ、ステークホルダーを意識しながら客観的にデザインを行える人です。

アーティストに向いている人

アーティストに向いている人
アーティストに向いている人は自由で制限のない、無の中から表現でき、強い独自性を持って主観的に表現することができる人です。

まとめ

デザインとアートの違い
今回はデザインとアートの違いに関して述べました。
この度の内容を参考に、キャリア選択の参考にしていただければ幸いです。