
マンガを描いてみたいけれど、デジタルとアナログのどちらで始めれば良いのか迷っていませんか?近年はデジタルで制作するマンガ家が増えている一方、手描きならではの味わいに惹かれてアナログを選ぶ方も少なくありません。
この記事ではマンガ制作におけるデジタルとアナログの違いや、それぞれのメリット・デメリット、デジタルマンガ制作に必要な道具等を分かりやすく解説します。
- 1.マンガ制作はデジタルとアナログのどちらで始めるべき?
- 1-1.マンガ制作はデジタルが主流になっている
- 1-2.デジタルでもマンガの基礎は変わらない
- 1-3.デジタルとアナログを組み合わせるのも◎
- 2.デジタルとアナログの違い
- 2-1.ツール
- 2-2.作業効率・手間
- 2-3.コスト
- 2-4.チャレンジのハードル
- 3.デジタル制作のメリット・デメリット
- 3-1.メリット
- 3-2.デメリット
- 4.アナログ制作のメリット・デメリット
- 4-1.メリット
- 4-2.デメリット
- 5.デジタルマンガ制作に必要なツール
- 5-1.パソコンやタブレット等の電子機器
- 5-2.ペンタブレット
- 5-3.デジタル作画ソフト・アプリ
- 6.デジタルマンガ制作が上手になるには?
- 7.デジタルもアナログも学びたいなら専門学校デジタルアーツ東京がお勧め
- 7-1.デジタル・アナログ両方のスキルが身につくカリキュラム
- 7-2.実践的に学べる制作環境
- 7-3.プロ講師・編集者から直接アドバイスをもらえる
- 8.マンガのデジタル制作に関するよくある質問
- 8-1.デジタルだけでもマンガ家になれますか?
- 8-2.CLIP STUDIO PAINTは初心者でも使えますか?
- 8-3.液晶タブレットと板タブレットはどちらがお勧めですか?
- 9.まとめ
<目次>
マンガ制作はデジタルとアナログのどちらで始めるべき?
結論から言うと、マンガ制作はデジタルとアナログのうち、自分に合ったほうを選ぶのがお勧めです。デジタルとアナログにはそれぞれ異なるメリット・デメリットがあり、向き・不向きも人によって異なるためです。
マンガ制作はデジタルが主流になっている
どちらで始めても問題はありませんが、時代的にはデジタルでの制作が主流になりつつあります。
マンナビが2021年に実施した調査では、マンガをすべてデジタルで制作している方が59.9%、おおむねデジタルで制作している方が27.9%と、約9割がデジタルメインという結果が出ています。
デジタルが主流になっている理由としては、効率の良さや作業負担の軽減、ペン・ブラシといったツールの豊富さ等が考えられます。
デジタルでもマンガの基礎は変わらない
一方で、デジタルとアナログのどちらを使う場合も、マンガ制作の基本的な流れは変わりません。ネーム、下絵、ペン入れ、仕上げといった工程は共通して必要です。画力やコマ割り、ストーリー構成といった基礎スキルもほとんど共通しているため、「デジタルにすれば上手に描ける」というのは誤解と言えます。
デジタルにこだわりすぎず、自分に合わないと感じたらアナログに挑戦してみることも大切です。
マンガ家としてデビューする方法を詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
>>マンガ家デビューするには?3つのルートや必要なスキル、専門学校選びのポイント等を解説
デジタルとアナログを組み合わせるのも◎
デジタルとアナログは、どちらか一方だけを使わなければならない訳ではなく、組み合わせて制作することも可能です。
代表的な組み合わせ方としては、ネームや下絵をアナログで描き、ペン入れや仕上げをデジタルで行う方法が挙げられます。
反対に、ペン入れや仕上げだけをアナログで作業する方もいるため、自分にとってやりやすい組み合わせ方を探してみると良いでしょう。
デジタルとアナログの違い
マンガ制作におけるデジタルとアナログの違いには、ツールや作業効率、コスト等、さまざまな観点があります。一目で分かるように、代表的な違いを表にまとめました。
| デジタル | アナログ | |
|---|---|---|
| ツール | ペン・ブラシ・トーン等が豊富で表現の幅が広い | 種類は少なめだが独自の味を出しやすい |
| 作業効率・手間 | 修正やトーン貼りが効率的 | 効率では劣るが感覚的に作業しやすい |
| コスト | 初期費用は高いが長期的に抑えやすい | 初期費用は安いが消耗品の費用がかかる |
| チャレンジのハードル | 初期費用が高く、慣れに時間がかかる | 紙とペンで気軽に始められる |
ツール
デジタルはペンやブラシ、トーン等のツールが豊富で、表現の幅が広いのが特徴です。作画ソフトやアプリに最初から備わっているものに加え、第三者が制作したツールを素材サイトで購入することもできます。
一方アナログは、デジタルに比べるとツールの種類は少なく、使えば減るため買い替えも必要です。ただし表現という観点では、デジタルでは出しにくいアナログならではの味や個性を出せるという魅力があります。
作業効率・手間
デジタルは多くの作業を効率的にこなせるのが強みです。間違えた時に1つ前の工程に戻したり、範囲を指定してはみ出さないようにトーンを貼ったりできるため、作業や修正の手間・負担が少なく済みます。マンガで重要なコマ割りも、ツールを使えば短時間で完了するでしょう。
一方アナログは、単純な作業効率や手間の面ではデジタルに及びませんが、自分の手を動かして感覚通りに作業しやすく、初心者でも描きやすいという良さがあります。
コスト
デジタルは、モニターやタブレット等の価格が高く、初期コストがかかります。しかし一度揃えてしまえば、故障するまで使い続けられます。
一方アナログは、道具1つひとつの価格はそれ程高くないため、初期コストを抑えられます。ただしペンやトーン等の消耗品は再購入が必要になるので、継続的なコストがかかる点には注意が必要です。
チャレンジのハードル
デジタルは初期コストが高く、操作に慣れるまでにも時間がかかります。
一方アナログは、紙とペンさえあれば最低限は描き始められます。初期コストも安く、感覚的に描けるため、気軽に挑戦しやすいのが魅力です。
デジタル制作のメリット・デメリット
ここからは、デジタルでマンガを制作するメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。一目で分かるように、それぞれを表にまとめました。
| メリット | デメリット |
|---|---|
|
|
メリット
デジタル制作の主なメリットは、以下の4つです。
- 修正がしやすい
- トーン貼りの作業が楽
- 作業効率が良い
- 長期的なコストを抑えやすい
デジタルは操作を1つ前の工程に戻せるため、失敗を気にせず何度でも描き直せます。トーンも選択範囲に合わせて瞬時に貼れるので、アナログのように切り貼りする手間がかかりません。
こうした作業効率の良さに加え、一度道具を揃えれば長期的なコストを抑えやすい点も、デジタルならではの魅力と言えるでしょう。
デメリット
デジタル制作の主なデメリットは、以下の3つです。
- 初期コストが高い
- 感覚をつかむまでに時間がかかる
- ツールに頼りすぎて単調になりがち
デジタル制作は、モニターやペンタブレット等、揃える機材によっては、始める時に数万円単位の初期費用がかかります。また、液晶タブレットや板タブレットに慣れるまでは、思うように線が引けないと感じることもあるでしょう。
さらに、コマ割りツール等便利な機能に頼りすぎると表現が単調になりやすい点にも注意が必要です。
アナログ制作のメリット・デメリット
続いて、アナログでマンガを制作するメリット・デメリットを見ていきましょう。デジタルと同様に、それぞれを表でまとめました。
| メリット | デメリット |
|---|---|
|
|
メリット
アナログ制作の主なメリットは、以下の4つです。
- 初期コストが安い
- 感覚的に作業ができる
- 独自の表現をしやすい
- チャレンジのハードルが低い
アナログ制作は紙とペンがあれば始められるため、初期費用を抑えたい方に向いています。また、自分の手を動かして描くので感覚をつかみやすく、インクのかすれやにじみ等、デジタルでは再現しにくい独自の表現が生まれやすいのも魅力です。
特別な機材がなくても挑戦できる始めやすさも大きなメリットと言えるでしょう。
デメリット
アナログ制作の主なデメリットは、以下の3つです。
- 継続的なコストがかかる
- 作業1つひとつに時間がかかる
- 修正が大変
アナログ制作で使うスクリーントーンやペン先等は消耗品であり、使うたびに買い足さなければならず、長期的に見ると出費がかさみやすくなります。また、コマ割りやトーン貼り等の作業を手作業で行う分、デジタルに比べて時間がかかりがちです。
描き間違えた際の修正にも手間がかかる点は、あらかじめ理解しておきましょう。
デジタルマンガ制作に必要なツール

デジタルでマンガを制作する際には、以下のようなツールが必要になります。
各ツールの概要や使い方、選び方のポイント等をご紹介しますので、これからデジタルマンガ制作を始める方はぜひ参考にしてください。
パソコンやタブレット等の電子機器
デジタルマンガを描くには、後述するデジタル作画ソフトやアプリを使用するための電子機器(パソコン、タブレット、スマートフォン等)が必要です。
パソコンはWindows・Macのどちらでも大丈夫です。ハイスペックである必要もありませんが、レイヤーを多く使う作業や液晶タブレットとの接続を考えると、グラフィックボードが搭載されているほうがスムーズに作業できるでしょう。
iPad等のタブレットは画面に直接描き込めるうえ持ち運びもしやすく、近年人気が高まっています。
スマートフォンは現在所持しているものを使えば初期費用を抑えられますが、画面が小さい分、パソコンやタブレットに比べると描きにくい点には注意が必要です。
ペンタブレット
ペンタブレットは、手描きに近い感覚でイラストやマンガを描くために必要な機器です。
ペンタブレットには「液晶タブレット」と「板タブレット」の2種類があります。液晶タブレットは、タブレット上にパソコン等の画面を映し出し、そこに直接ペンで描き込めるのが特徴です。アナログで紙に描く感覚に近く初心者でも扱いやすい一方、価格は高めになります。
板タブレットは、正面のパソコン画面を見ながら、手元のタブレットにペンでイラスト等を描くイメージです。液晶タブレットより安価に手に入りますが、画面と手元の感覚がずれているため、慣れるまでに時間がかかります。
近年は液晶タブレットを使う方が増える傾向にあるので、予算と使いやすさのバランスを見て選ぶと良いでしょう。
デジタル作画ソフト・アプリ
デジタルマンガ制作に使うソフト・アプリには、CLIP STUDIO PAINTやPhotoshop、MediBang Paint等さまざまな種類があります。
中でもCLIP STUDIO PAINTは、マンナビの調査で回答者の95.7%が使用していると回答する程、多くの制作者に支持されているソフトです。ペン入れやトーン、コマ割り等、マンガ制作に必要な機能が一通り揃っており、初心者向けのチュートリアルや素材も充実しています。
ソフトやアプリによって料金体系や使える機能は異なるため、無料版や体験版を試しながら、自分の制作スタイルに合ったものを選ぶと良いでしょう。
デジタルマンガ制作が上手になるには?
デジタルマンガ制作の腕を磨くためには、レイヤーやクリッピングといったデジタルならではの機能をまず覚えましょう。これらを使いこなせるようになれば、今まで以上にマンガ制作が楽しくなり、結果としてスキルアップにもつながりやすくなります。
基本的な操作に慣れてきたら、上手な方のコマ割りや表現方法を研究したり、日頃からさまざまな作品に触れて感性を磨いたりする努力も欠かせません。
そしてもう1つ、何より大切なのはとにかく描き続けることです。楽しく描きながらコツコツとスキルを積み重ねていくことで、いずれ上達を実感できる日が来ることでしょう。
しかし、場合によっては独学では伸び悩みを感じる場合があるかもしれません。その時は効率的にスキルアップをめざせる専門学校で学ぶことも選択肢の1つです。本気でデジタルマンガ制作に取り組みたい方は検討してみることをお勧めします。
デジタルもアナログも学びたいなら専門学校デジタルアーツ東京がお勧め
デジタル・アナログを問わず、マンガ制作についてしっかり学びたいという方には、専門学校デジタルアーツ東京がお勧めです。ここからは、その理由を詳しく紹介します。
マンガ家になるための具体的なステップを知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
>>マンガ家(漫画家)になるには?商業・Web・SNS等の目標別ステップを具体的に解説
デジタル・アナログ両方のスキルが身につくカリキュラム
専門学校デジタルアーツ東京のマンガ・イラスト学科では、デジタルとアナログの両方の技術を基礎からしっかり学べるカリキュラムを用意しています。ペン入れや仕上げ等のアナログ技術に加え、CLIP STUDIO PAINTをはじめとするデジタル作画ソフトの使い方まで幅広く指導するため、どちらか一方に偏らず、自分に合った制作スタイルをみつけられるのが魅力です。
基礎からじっくり学びたい方はもちろん、独学で伸び悩みを感じている方にも適した環境が整っています。
実践的に学べる制作環境
専門学校デジタルアーツ東京では、液晶タブレットをはじめ、プロの現場でも使われている機材を用意し、実際の制作環境に近い形で学べる設備を整えています。デジタル作画ソフトが導入されたパソコンを使い、在学中から実践的な制作に取り組めるため、卒業後もスムーズに現場で活躍できる力を身につけられます。設備の充実した環境で学びたい方に適した学校と言えるでしょう。
プロ講師・編集者から直接アドバイスをもらえる
専門学校デジタルアーツ東京では、現役のプロマンガ家による授業や、マンガ編集者を招いた批評会等を実施しています。現場の第一線で活躍する講師や編集者から直接指導を受けられるため、「このシーンなら、こっちのトーンを重ねてコントラストを強調したほうが感情が伝わるよ」といった、教科書だけでは学べないリアルな知識・技術・考え方を身につけられるのが大きな特長です。将来マンガ家をめざす方にとって、貴重な経験となるでしょう。
>>専門学校デジタルアーツ東京 マンガ・イラスト学科 セミナー&イベント
マンガの専門学校選びで迷っている方は、以下の記事も参考にしてください。
>>マンガの専門学校のお勧めは?マンガ家になるためのルートや進学先の選び方も解説
マンガのデジタル制作に関するよくある質問
ここではマンガのデジタル制作に関してよくある質問を見ていきます。
デジタルだけでもマンガ家になれますか?
結論として、デジタルだけでもマンガ家をめざすことは十分可能です。現在は商業マンガやWebマンガ、WEBTOON等、多くの作品がデジタルで制作されています。
ただし、画力や構図、ストーリー構成といった基礎力はデジタル・アナログに共通するものです。デッサンやクロッキー等、アナログを取り入れた練習を並行して行うことで、基礎力の向上につながる場合もあります。
CLIP STUDIO PAINTは初心者でも使えますか?
CLIP STUDIO PAINTは初心者でも使いやすく、マンガ制作を始めるソフトとしてお勧めです。ペンやトーン、コマ割り、吹き出し等、マンガ制作に必要な機能が一通り揃っているうえ、初心者向けのチュートリアルや解説動画、公式素材等も充実しています。
プロのマンガ家や専門学校でも広く活用されているソフトなので、これから始める方も安心して使用できるでしょう。
液晶タブレットと板タブレットはどちらがお勧めですか?
初心者には、直感的に描きやすい液晶タブレットがお勧めです。ただしコストを抑えたい場合は、板タブレットでも十分に制作を始められます。
どちらを選んでも画力そのものに大きな差が出る訳ではなく、使い慣れることや自分に合った制作スタイルをみつけることのほうが重要です。
まずは店頭で実際に試してみて、使いやすいと感じるほうを選ぶと良いでしょう。
まとめ

マンガ制作は、デジタルとアナログのどちらで始めても間違いではありません。それぞれのメリット・デメリットを踏まえたうえで、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
専門学校デジタルアーツ東京では、デジタル・アナログ両方の技術を基礎から学べるカリキュラムと、プロの現場に近い実践的な制作環境をご用意しています。マンガ制作を本格的に学んでみたい方は、ぜひ資料請求や体験入学で、専門学校デジタルアーツ東京のプロの環境を直接肌で感じてみてください!
>>マンガの専門学校のお勧めは?マンガ家になるためのルートや進学先の選び方も解説
>>専門学校デジタルアーツ東京 体験入学
>>専門学校デジタルアーツ東京 説明会・学校見学
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