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アニメの作画監督になるには?作画監督になるための3ステップを解説!

作画監督に必要なスキル
クオリティーが高く、今や世界からも絶大な人気を誇る日本のアニメ。

そんなアニメ作品の品質を管理し、クオリティーの向上を図る重要な仕事が作画監督です。

今回は作画監督になるにはどうすれば良いかや、作画監督に必要なスキル等についてご紹介します。

「アニメ制作の現場で働きたい!」と考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

作画監督になる方法

アニメ制作の要ともいえる作画監督。

作画監督になるには特別必要な資格や学歴はありませんが、アニメに関する知識や、アニメーターとしての経験をしっかりと積むことが大切です。

ここでは作画監督になる方法について順を追って説明します。

1.学校でスキルを学ぶ

作画監督になるには、まず専門学校でアニメの制作に関するノウハウを学ぶことをお勧めします。

アニメ業界に入った後、いきなり作画監督に就くということはほとんどなく、初めはアニメーターとして原画や動画で実力をつけていくことが一般的です。

その中でさらに作画監督をめざすのであれば、アニメや絵に関するさまざまなことを熟知している必要があります。

専門学校に通うことで、アニメに関する基礎知識やデザイン、専門的なスキル、3DCG等を学ぶことができ、アニメーターとしてより早いステップアップにつながります。

2.アニメーターとして就職する

専門学校で知識を学び、卒業した後は、アニメーターとしてアニメの制作会社に入社します。

上記でも述べた通り、いきなり作画監督になることはほとんどありません。

新人時代は「動画マン」や「原画マン」として、現場で原画や動画を描く経験を積み、クオリティーの高い絵をスピーディーに描く等の実践的なスキルを身につけていく必要があります。

3.キャリアアップして作画監督になる

動画マンや原画マンとして実力をつけ、キャリアアップを重ねることで作画監督になることができます。

作画監督はアニメの品質を監督する立場ですが、自分自身で絵を描くこともあるため、高い画力があることが大前提。

そのため、作画監督をめざすのであれば、アニメーターの仕事を通じて継続的にスキルを磨いていくことが重要です。

また、発想力や想像力も大切になるので、たくさんの人の絵に触れ、インスピレーションや表現方法の引き出しを増やしていくと良いでしょう。

作画監督に必要なスキル

作画監督に必要なスキル
作画監督になるには大きく分けて二つのスキルが必要です。

一つずつ見ていきましょう。

高い画力

作画監督に必要なスキルは、何よりも「高い画力」です。

作画監督の実力次第でアニメ動画のクオリティーが大きく左右され、視聴者の満足度にも影響を与えてしまいます。

キャラクターの動きや表情に違和感があり、作画崩壊等のアクシデントが起こってしまうと、視聴者の満足度や作品の評判も下がってしまいますよね。

そのため、作画監督は作画に生じるわずかな違和感をも見極める確かな画力や、複数のアニメーターが描き下ろした原画一つひとつを統一させる精密さが求められているのです。

速く正確に描く能力

1話30分のアニメーションをつくる場合、約300枚の原画と約4,000枚の動画が必要になります。

これらをアニメーターとともに決められた期日までに描き上げなければならず、さらに作画監督は描き上がった原画や動画をチェックしなければなりません。

修正が発生した場合、その絵のどこが悪く、どう直せば良いかを瞬時に判断し、適切に修正する作業も必要です。

そのため原画監督には原画や動画のクオリティーを落とさず、かつスピーディーに描くスキルが求められます。

作画監督の主な仕事

作画監督はアニメーターをまとめるリーダーの役割を担っています。

複数のアニメーターが描き上げた原画や動画を1枚ずつチェックし、違和感がないよう修正を加え、作品のクオリティーを上げることが作画監督の仕事内容です。

おおまかな仕事の流れは以下の通り。

  1. 原画マンの仕上げたレイアウト・原画をチェック
  2. レイアウト・原画の修正と再チェック
  3. 動画マンが作成した動画のチェック
  4. 動画の修正と再チェック

主な仕事は原画の品質管理ですが、キャラクターの表情や動き等、演技部分のクオリティー向上も作画監督の大切な業務です。

そのため、キャラクターが滑らかで適切な動きをしているか、抜け漏れはないか、質は統一されているか等もチェックしなければなりません。

また、スケジュールに余裕のある時や、修正の多い原画では作画監督自身も原画を描きます。

中にはその話のすべてのカットを一人で担当してしまう作画監督もいるんですよ。

作画監督からさらにキャリアアップすると?

作画監督からさらにキャリアアップすると?
せっかくアニメーターや作画監督として実力をつけたのであれば、さらに上のキャリアもめざしたいですよね。

作画監督からさらにキャリアアップすると、どんな仕事があるのかご紹介します。

総作画監督

作画監督からさらにキャリアアップすることで、総作画監督をめざすことができます。

総作画監督とは、アニメのシリーズ全体の作画を統一する人のこと。

基本的に作画監督は一つの作品に複数人起用され、それぞれの担当回をチェック・修正しますが、それをさらに修正してシリーズ全体の統一感を高めるのが総作画監督です。

シリーズ全体のクオリティーを支える重要なポジションなので、作画監督の中でも実績のある人が任されています。

アニメ監督

アニメ監督とは、アニメの制作においてすべての決定権を持っている総責任者のことです。

一つのアニメが生まれるまでに、スタッフやシナリオ、キャラクター、CG、声優、音楽等、多くのことを決めていかなければなりません。

アニメ監督はその一つひとつを判断し決定していく重要な役割を担っており、アニメ作品がヒットするかどうかはアニメ監督の力量に左右されます。

アニメ監督になるには、作画監督や総作画監督に加え、演出、制作進行等さまざまな部署での経験や、現場を統括するマネジメントスキル等も必要です。

キャリアを着実に積み上げていき、実力が認められることでアニメ監督をめざすことができます。

まとめ

アニメの品質管理や、クオリティー向上を図る重要な役割である作画監督。

高い画力や、スピーディーに仕事をこなす等のスキルが必要であり、責任も重い仕事ですが、アニメが放送された時やヒットした時の達成感や喜びも大きい、とてもやりがいのあるポジションです。

「アニメの制作に携わりたい!」「作画監督になりたい!」と考えている方は、ぜひこの記事を参考に、作画監督に必要なスキルを身につけていきましょう。