ノベルス・シナリオ学科担当の渕です。
さて、夏休みも後半戦。
そろそろ気になってくるのが宿題ですよね……。
ちなみにノベルス・シナリオ学科の1年生には、それぞれの個性に応じて違う宿題が出ています。
今回は、その一部を紹介しちゃおうと思います。
課題その1 【模擬ゲームシナリオ制作】
『企業からゲームシナリオの仕事を受けた』という設定で、
あらかじめ用意しておいたプロット……物語の設計図をもとにゲームシナリオを書いてもらいます。
一般的なゲーム制作にはひとりだけでなく、多くの人が関わっています。
そのため制作の流れの中で、他の人が作ったプロットをもとにシナリオライターがシナリオを書くことはよくあります。
宿題ではプロと同じ形式で作業を進めるので、とっても実践的に学べることができるんです!
課題その2 【読書感想文】
これは説明する必要がありませんね。
すでに小説を書いた方はわかるかもしれませんが、
小説ならではの文章技法や創作技術は頭で覚えようとしても
自分の文章にするには難しいものです。
だからこそ、とにかく多くの文章に触れて文章を肌で覚えること。
物書きにとっては、とっても大切なことなんです!
課題その3 【映画鑑賞】
これまた説明する必要がありませんね。
映画は創作技法の宝庫! 観れば観るほど勉強になります!
とはいえ、ただ普通に映画を観て楽しんでもらうわけではありません。
授業で習った創作理論にもとづいて、映画を考察してレポートを書いてもらいます。
課題その4 【マインドマップ】
もしかしたら、あまり聞き覚えのない言葉かもしれませんね。
詳しくご説明すると長くなってしまうのですが、
簡単に言うと、ひとつのキーワードから連想される単語を一気に紙に書き出していく方法です。
たとえば、

こんな感じに!
コツは
頭を空っぽにして思いつくままに書き広げていくことです。
これを作った人はおなかが減っていたのかもしれませんね……

でも、こうして自分の頭の中のキーワードを絞り出すことを繰り返していくと
物語作りに必要な発想力を高めることができるんです。
さて、1年生にやってもらっている宿題の一部を紹介したわけですが、
作家やライターを目指しているみなさんは、ぜひ試してみてください。
夏休みの最後に、物語を作る力がぐっとレベルアップしてしまうかもしれませんよ?