勇者班・美術監督紹介
お仕事紹介の前に、アニメーション制作の進捗状況をお知らせします。
☆「勇者御一行様」チーム!
作画組が春休み中ずーっと学校に来て作業したので、4月中に
「レイアウト」の作画修正まで終了しました。
3月末が締め切りだったので、締め切り日の間近に、飛び入りチェックが数十カット
舞い込み、演出も作画監督も目が回りそうでしたが…。
現在は「原画」の作業中で、もうすぐ動画ができる状態です。
そして、今まで話がさっぱり出てこなかった為にみんなが心配していた・・・
☆「本田サクの(非)日常」チーム!
「勇者班」と同じように作業していましたが、アニメーターコースとアニメ彩色コースで
情報が共有されていなかったのか、諸々と問題が発生。
GW前に「サク班」は集合♪ みんなで会議をしました。
「サク班」も、この会議で、今後の制作がうまくいくといいですね
ではでは、お仕事紹介をしたいと思います。
今回は「美術監督」の「みかん氏」です。
入学式に歓迎の言葉を読み上げた、アニメ学科の素敵な先輩ことみかん氏。
出身高校は都立八丈高等学校で、DVDを見ることが趣味だそうです。
みかん氏
そうそう!アニメを見ることもいいことですが、実はドラマや映画など、俳優さんが演技するのを見たり
背景の装飾品や建物を見ることも、結構アニメのお仕事には重要なことだったりします(`・ω・´)
【仕事内容】
背景は・・・実は、アニメ彩色コースが担当しています!
みんなひぃひぃ言いながら、背景を描いています。
①美術設定の作成
まず、作品全体の背景をどのように描くか決めます。
通常、現場では、絵コンテやキャラクター設定と同じように、背景も作画作業が始まる前に作ってあります。
学校では美術設定が決まる前に、作画さんがレイアウトの作業をしていたので、レイアウトの1枚を下書きにして
背景を作成し、その中からパーツを組み合わせたりしながら、美術設定をします。
『勇者御一行様』では3種類の美術設定を作成し、場面ごとに使い分けています。
②背景の作成
パーツやカットごとに担当を決め、レイアウトを下書きにして、美術設定を元に背景を描いてもらいます。
レイアウト
背景
③美監チェック
それぞれのパーツが描き上がり、提出されたカットのチェックをします。
その際におかしいと思ったところは修正を入れます。
物の形や位置を調節する事は美監側でしますが、一から描き直したり、担当者にしか修正できないものはリテイクを出します。
すべてのパーツが上がったら最終的なバランスを見て、色味・質感・遠近感が出るように手を加え、背景を完成させます。
制作進行のオクリンが美監補佐も担当しているので、手分けして作業を進めています。
調整版
夜色
~~~みかん氏の本音~~~
作画さんがレイアウト作業に入る前に、細かい美設を用意しておかなかったことを・・・
激しく後悔中です(´;ω;`)
次回は「撮影監督」の紹介です。お楽しみに!