悪魔の半球?
フィギュア学科では、授業で何種類かの素材を使っていますが、
今日は、その中で特に学生の人気のあるポリエステルパテを使った
授業を紹介します。
略してポリパテと呼ばれるこの造形素材は、主剤と硬化剤を混ぜて
使用します。混ぜた状態の粘度はドロドロで、1時間位で固まり始め
ます。
1年生は、このポリパテを使って半球を造る授業があります。
最終的には綺麗なツルツルの半球に塗装をし、陶器のように仕上げ
ます。
この過程がとても大変で、最初は、ドロドロ状態のパテが硬化を始め
たら、盛って盛って盛り上げて半球に造り上げていきます。
大まかな半球の形になってきたら今度はサンドペーパーやヤスリを
使い、今度はひたすら削り続け、ツルツルの状態に仕上げていきま
す。
何かに取りつかれたように磨いている作業を傍目から見ていると、
思わずクスッと笑ってしまいそうです。みんな、ごめんね。。。♪
今週は途中経過を先生に提出しなければなりません。
みんなツルツルに仕上げられるでしょうか?
後期になると更に磨きをかけ、最終的にはエアブラシできれいに
塗装して出来上がり。
工程は長いのですが、かなりの忍耐力と技術を習得できることと
思います。
この作業、誰が名付けたか,『悪魔の半球』と呼ばれています。
先輩達もこの工程を経験して大きく育っていきました。就職活動の
際に、「よくここまで磨いたね!」と、技術をアピールするのに一役
買ってくれるそうです。
みんな、ツルッツルに磨きあげよう!
勝利の女神半球にしようね!