フィールドワークのすすめ
ノベルス・シナリオ学科の渕です。
今回は、フィールドワークについて
お話させていただければと思います。
あまり馴染みのない方もいるかもしれませんが、
クリエイターにとってのフィールドワークの第一歩は
とりあえず外に出てみよう!
ということです。
小説家や、シナリオライターというと、
ひたすら部屋に閉じこもって書いているイメージがあるかもしれませんが、
それだけではよい物語はなかなかできません。
物語にリアリティを与えるために必要なのはまず『想像力』ですが、
『想像力』を補うためには『経験』が必要になります。
たとえば、
おだやかな春、川のせせらぎ。
夏祭りの夜、屋台から漂うソースの香り。
満員の東京ドーム、ライブ会場の熱気。
こういう『体験した記憶』は、
現場に行った人間だけのリアリティーを
作品に与えてくれます。
今日は暇だなあ、
とか、
作品が煮詰まった……
とか、
そんな時は、ぜひ外に出て、
新しい場所に行ってみたり、
フラリとあてもなく歩いてみましょう。
目的はあってもなくても構いません。
自分の体で感じたすべてが、
きっと作品を作るためのエネルギーとなるはずです!